emptyship666
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JAPAN
国境の星
2008-05-09 Fri 20:33
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日数:188日目
距離:沖縄県与那国町おじぃの家〜沖縄県与那国町おじぃの家
多謝:おじぃの家さん・宿泊客の皆さん・祖納郵便局さん・ふくやまスーパーさん・日用雑貨屋ふくさん・犬と散歩のおじさん・他お世話になった皆さん

昨日の夜はまた雲が引いて、星空を見ることができました。
焼き肉の帰りに星が見えたから、借りたバイクでブブンと島を一周。
おじぃーの家では、バイクも車も燃料費だけ、自転車とシュノーケルは無料、米食べ放題という至れり尽くせり状態です。
部屋も冷房を効かせてくれたし、夜は快適だろう…でも自分は、夜更けまで帰りません。
1人で怖くないって聞かれたけど、何が怖いって途中で寝るのが怖いです。
霊感はないし、悪い人もいなさそうだし、与那国島にはハブもいないし、バイクはライトが点くし、他は大丈夫。

島を回っていて忘れてたのが、西崎と東崎には灯台があるってこと。
波照間島並みに星は見えるんだけど、いかんせん灯台の灯りが眩しいです…。
岬で断崖絶壁から星空を見ると、足元からグワッと頭上の先まで空なので、星の見える範囲が広いのは良かったな。
宇宙の中にいる気分でした。

ちょっと怖かったのが、牛や馬の逃亡防止用のテキサスゲート。
ガガガと車体が揺れて、痛かったです。
それに、北牧場や南牧場線の道路では、真っ暗な道脇で馬が寝てたりしてビビりました。
馬って立ったまま寝ちゃうんだ…疲れないのかな。
南牧場線は南十字星がよく見えて絶好ポイント…でも牛や馬の糞が至る所にあるから、迂闊に寝転がれません。
この糞は落ちにくいらしいし。

なので最終的には、Dr.コトー診療所の前に広がる比川浜の防波堤に落ち着きました。
比川集落内だからちょっと明るめだけど、水平線上に南十字星がキラリと輝いてます。
一瞬だけど、初めて一番下の4つ目の星も見ました。
ああ、来て良かった!
静かな波の音が、耳に心地良いです。
風の涼しさも、焼けた肌に優しい感じ。
防波堤の上で寝転がると、南から北の星まで見えて満足。
結構長い流れ星がひとつ、ツーっと夜空をなぞっていきました。
何でこんなにキレイなんだろうなあ。
コレが全部、宇宙に浮かんでる星で、この地球みたいに生きてるなんて凄いなあ。
波照間島の星空もいいし、与那国島の星空もいい。
南の星座が回ってくると、ケンタウルス座の星も上がって見えました。
星空を見てると、遠い人にも近付ける気がします…シリウスとか特に。
何年経っても、そうそう空は変わらないもんな。

南十字星が雲に隠れてしまったから移動しようと起き上がると、暗闇に光るモノが。
目を凝らしたら、多分猫だと認識できました…ちょっと驚いた。
祖納の方に戻って、バイクを宿に置いてから近くの祖納港へ。
意外に星がよく見えて、特に北の空がキレイに見えます。
見上げてボーっとしてると寝そうだけど、この気温なら寝ても死にはしないだろう。
このまま脳内で、宇宙旅行に行けそう…。
夜釣りをしてるっぽい人が遠くにいて、見に行ってみようかと思ったけど、何となくやめときました。
波照間島の夜より、与那国島の夜のがコワイ感じなのは何でだろう…?

朝になって、天気はまだ晴れのまま。
朝はずっと寝てて、起きたら白米ご飯です。
米があるっていいなあ。
海底遺跡に行く予定だったけど、南風が強かったので今日は中止。
ティンダハナタまで行ったら、ちょろちょろと買い物をしてから、祖納港の隣のナンダ浜で泳ぐことにしました。
シュノーケルを借りて白い砂浜へ行くと、今日も水は透明でキレイ。
誰もいないから、足跡をつけて遊べます。
天気のわりに海水は冷たくて、それでも泳いでるとそれなりに馴染んでくるから不思議。
遠浅じゃなくて結構深いから、珊瑚礁があるとこまでなかなか行けませんでした。
それでも奥に行ったら魚がいて、深いのに海底が見える分、気をつけないとどんどん進んでしまいそう。
海底に沈んだ大きなテトラポットの間にも、魚達が出入りをして生活してました。
砂浜から近くの浅い海底は、太陽のさざ波が射し込む度に宝石みたいになって、海の砂漠と風みたいです。
驚くほど静かな世界で、のんびりただ漂って遊んでました。
雲が多くなってきたなあ。
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青天の霹靂
2008-05-08 Thu 23:46
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日数:187日目
距離:沖縄県与那国町民宿もすら〜沖縄県与那国町おじぃの家
多謝:民宿もすらさん・宿泊客の皆さん・ミネ・与那国島駐在所さん・Dr.コトー診療所さん・ふくやまスーパーさん・日用雑貨屋ふくさん・焼き肉コモさん・おじぃの家さん・宿泊客の皆さん・他お世話になった皆さん

あれだけ降っていた雨は止み、1週間曇り続きの天気予報を覆して、今日は晴天です。
昨日の天気が嘘のよう。
カーテン開けてビックリです。
宿の布団が気持ち良すぎて、寝過ごすところだった…危ない危ない。
宿サービスのトースト2枚を食べて、外を散歩。
友達は早朝から自転車を借りて、島を半周したそうです。
Dr.コトー診療所まで行って、ティンダハナタもまた行ったって…スゴイな!
てか、起こしてよ!
「俺のチャリをこぐスピードは半端ない」から放って行ったらしいです…えー。
でも、今日帰っちゃうんだもんな。
昨日は雨だったから、今日晴れて最後にいいトコ回れて良かった良かった。
その友達の見送りをしに、港のフェリーまで行きました。
流石にもう偶然会うことはないだろうけど、また遊ぼうな!
色々ありがとう、ミネ!

1人になったら、晴れの与那国島をグルッと回りました。
昨日行った西崎展望台も、晴れの日に見下ろすと海がキレイ。
近くの久部良バリは、長い岬が続く景勝地だけど、昔の人頭税制度のために妊婦さんが岩飛びをさせられたという伝説があります。
人が人を管理する社会が続いてるけど、この時代の日本は人が人じゃなかったんだなあ…今でも世界には、そういった地域があるし…。

バリを後にすると、そのまま南牧場の爽快な道路を進みました。
あちらこちらで与那国馬が草を食べている牧場沿いの道は、なだらかな坂になっていて、南の太平洋が明るく輝いてます。
遠くに岬が見えて、海に向かって走り出したくなりました。

カタブル浜を過ぎて比川の集落に入ったら、丸くキレイな浜辺が広がる比川浜に到着。
静かで穏やかな浜に、ポツンと「Dr.コトー診療所」のオープンセットがあります。
ドラマは見ないから知らないけど、漫画は波照間島で読みました。
診療所の中を見学すると、古い手書きの張り紙やカルテがあったり、窓のカーテンを揺らして比川浜の青が見えます。
ちょっと前に造られた建物なのに、すごく古い感じが出ていて、美術スタッフさんはやっぱり上手いなあと思いました。
こういう家っていいな。

そこから比川を出ると、突き出た新川鼻の岬を通って人面岩と立神岩を見ました。
軍艦岩のあるサンニヌ台は立ち入り禁止。
風車と牛の見える道を進んだら、東崎に到着です。
東端の灯台まで行くと、三方向から海に囲まれ良い気分。
与那国島の海は、断崖絶壁から見下ろしても透明度が高くて、シアンのインクのような色です。
瑞々しいし、青々しい。
キレイだな。

そのまま牛や馬を眺めながら2台の風車の下を通って祖納に入ると、浦野墓地群の先にある六畳半ビーチと四畳半ビーチという小さなビーチへ下りました。
与那国島は波が荒いです。
祖納港のエメラルドグリーンのナンタ浜を通ったら、またティンダハナタに登りました。
お気に入り。
雨の日より景色が良くて、昼でも涼しいです。
屏風のようにそそり立つ標高100mのティンダハナタは、台形状の地形。
眼下に祖内集落の家並が展開し、東にウラブ岳、西には雄大な東シナ海が一望できます。
天然の展望台で、近くの岩陰には豊富な湧き水があって、祭事に使われるそう。
また来よう。

そこから与那国空港を通り過ぎて、北牧場の先にある馬鼻崎までテクテク。
牧草地帯を牛や馬達に物珍しがられながら、のんびり進んだら、先の断崖は絶景。
荒々しい透明な波が打ち付けて、岩壁を削っています。
海の色が鮮やかでキレイ。
岩壁には洞窟ができてそうな感じ。

静かなダンヌ浜で一周を終えたら、またプラプラと島を回りました。
ドウナンダギイヌアグという樹齢150年の大樹や、大きなデイゴを6本も見たり。
久部良バリの先では、廃墟のような建物跡を見つけて気に入りました。
いいなあ、コレ。
夕陽が落ちる頃になると、雲が出てきて見えなかったけど、新しい宿「おじぃーの家」さんでは、焼き肉に連れて行ってくれました。
豪華だ!
宿も店の人達もみんないい人で、面白いです。
肉とビビンバと野菜スープを食べて、お腹いっぱい。
どうもご馳走様でした!
ありがとうございました!
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日本最西端の地
2008-05-07 Wed 23:19
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日数:186日目
距離:沖縄県石垣市さんだるハウス〜沖縄県与那国町民宿もすら
多謝:さんだるハウスさん・宿泊客の皆さん・ミネ・福山海運さん・代理バスのおじさん・崎元酒造所さん・ふくやまスーパーさん・民宿もすらさん・宿泊客の皆さん・他お世話になった皆さん

今日から与那国島です。
でも何泊するか、まだ決めてません。
梅雨に入っちゃったから、もう星は無理かなあ…。

昨日再会した友達とフェリー乗り場で会うと、波照間行きよりも大きな船が、目の前の港で揺れてました。
与那国島行きのフェリーは揺れが激しいらしく、何か不安…4時間かあ。
フェリーが出発したら、船を色々と探検して甲板で音楽を聴いてました。
竹富島や小浜島の北、鳩間島と西表島の間を通って船はゆっくり進んで行ったんだけど、波も穏やかであまり揺れませんでした。
これで天気が良ければなあ…どんより曇り空。
と思いきや、島から離れた海の真ん中は水蒸気が少ないからか、晴れ間が覗いていました。
波が全然ない時もあって、こういう海に船が波を立てると、青いペンキをペッタリ塗った上に白いペンキを勢いよくぶちまけたみたいに見えます。
その海面を時折、トビウオがシタタタと駆けるように飛ぶ姿が面白い。
それをカモメのような鳥が狙って、上空からサアッと滑空。
上手いヤツは、バッチリ魚を口にくわえてました。
漁船の近くを通ると、カツオの群れが海面で跳ねて、キラキラと光ります。
青い大きな魚が、ヒレを海面から出して泳いだりもしていました。
潮風が気持ち良いなあ。

しばらくすると、遠くに与那国島が見えてきました。
近付くにつれて低い雲が島のすぐ上を覆っているのが分かり、波照間島と違ってちょっと怖い感じがします。
島の北側はほとんどが断崖絶壁で、抉られて崩れたような崖が続いています。
何より、ビックリするくらい山積みされたテトラポットが、波の荒々しさを物語っていました。
「果てに来たって感じやな」と友達が言うのも、確かになあと納得できます。

高い防波堤の内側に入って船が港に到着すると、島は雨模様。
移動した宿には、黒い子犬がいてカワイイ。
この雨の中どうするかなと言ってると、町間を無料バスが走っているらしいことを教えて頂いたので、それに乗って3つある酒造所のどれかへ行くことに。
バスの運転手さんは観光タクシーもしていて、色々と詳しい様子。
与那国島には花酒を造る酒造所が3種類あって、入波平酒造所では「まいふな」、国泉泡盛酒造では「どなん」、崎元酒造所では「よなぐに」を造っているそう。
運転手さんのオススメで、坂を上った高台にある崎元酒造所へ行くことにしました。
花酒とは泡盛を造る過程で一番最初にとれる酒のことだから、アルコール度数が高いです。
自分だけじゃ来なかっただろうけど、酒造所見学は勉強になりました。
興味津々だった友達は、匂いで酔ってたけど。
飲まなくても酔っちゃうもんなんだなあ。
蒸留過程で窯をクルクル回してといでるのが面白かったです。
一つ一つ手造りって大変だ。
売店には与那国米の酒やにごり酒も置いてあって、知り合いのお土産にまた買ってしまった…送料が高いです。

それから近くのティンダハナタにも寄りました。
雨だったけど、岩が抉れたような天然の展望台の中は濡れません。
静かな岩陰を、しとしとと雨音を聴きながら探検。
景色は雨模様でも、かなり良いです。
ココの奥は、秘密基地みたいで最高。
実際に昔は、子供達が度胸試しに登っていたと聞きました。
また明日も来よう!

スーパーに寄ったら、さっきの運転手さんのバスで、祖内から宿のある久部良まで移動。
帰りの道も、運転手さんは色々と教えてくれました。
ありがとうございました!

夕飯の前に小雨になったから、日本最西端の碑がある西崎にも行ってみました。
友達は明日の朝のフェリーで帰っちゃうから、今日行っとかないと。
灯台まで坂を上ると、ちょこんと日本最西端の碑がありました。
ちょっと回ってみて思ったけど、与那国島は他の離島より、あまり観光地化してない感じ。
看板とかはあっても、あくまで島人の生活が大事にされていて良い所だなあと思います。
宿が足りなくてリゾートホテルも出来るらしいけど、GWに間に合わせようとかしなかったらしいし。
それにしても、最西端…これで4隅は一応制覇しました。
でもコレが目的じゃないから、達成感はあるけどそんなに感慨深くならないなあ。
この友達にも、再会した後「もっと驚こうぜ」とか言われたけど、喜怒哀楽が表に出ないのかな…ビックリはしたのに。
やっぱり、自分はまだ冷たい人間だなー。
もっと人に興味を持とう、旅の目的の一部でもあるし!

東シナ海を眺めても今日は台湾は見えませんでした。
年に5、6回見えるそうで、111kmって近いなと思いました。

夜はなぜかかんぴょう巻きを食べて、夕陽も見えなかったし、のんびりテレビを見てました。
民宿もすらさんはとてもキレイな宿で、ぐっすり眠れます。
布団があるって、幸せ。
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