emptyship666
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JAPAN
平成の飛鳥
2007-10-26 Fri 22:40
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日数:152日目
距離:奈良県斑鳩町いかるが聖書教会近く〜和歌山県和歌山市コミックバスター和歌山店
多謝:登山のおばさん・法隆寺の皆さん・中宮寺のおじいさん・法隆寺前バス停案内所さん・宇治駅前交番さん・宇治バス案内所さん・果樹研究連合会柿部会さん・柿のおばあさん・コミックバスター和歌山店さん・他お世話になった皆さん

寒さと雨で目が覚めてから、今日は「法隆寺」へ行きました。
朝早くに出たけど道に迷って、ちょうど開門時間に到着。
途中、法隆寺の向こうの山へ日課で登っているおばさんと会って、南大門まで連れて行ってもらいました。
ありがとうございました!

中へ入った「西院伽藍」は、金堂・五重塔・中門・回廊など飛鳥時代の姿を現在に伝える世界最古の木造建築。
世界文化遺産には、この建築物群が登録されているそうです。
今日は3番乗りでした。
順番競争してるわけじゃないけど。
修学旅行で来たはずだけど、全く覚えがありません。
何だか当たり前に建っているけど、こういう存在は第二次世界大戦の戦禍中でも護られて、今ここに在るんだよなあ。
自分が触れた柱や床に、飛鳥時代の人も同じように触れていたんだと思うと、歴史は本当に事実なんだと改めて感じました。
エンタシスのある中門と廻廊を通って、五重塔と金堂へ。
金堂は薄暗くて、懐中電灯で中の仏像を拝見しました。
飛鳥時代の仏像は他の時代と違い、体が扁平で立体感がなく、微笑していて光背・二重台座があったりします。
スラリとしています。
大講堂の中から見える北の庭には、1本の桜の木がありました。
ポポポ、とピンクの花が咲いていて、本当に桜かと思って訊ねてみると、この桜は春の彼岸から秋の彼岸まで咲き続けるのだそう。
秋に見れると思わなかったなあ。
風で花ビラが少しずつ散ってゆくのが、キレイでした。

「西院伽藍」を出て聖霊院や食堂などを通り、大宝蔵院へ入ると、白凰時代の「夢違観音像」が。
悪い夢を良い夢に変えてくれるそうで、一番に合掌して願いました。
怖い夢を見ませんように!
推古天皇の「玉虫厨子」はキレイでした。
虹色の玉虫の羽根が敷かれてキラキラ、でもよく考えたら酷い…。
飛鳥時代から平成の世まで、1400年の遺産かあ。

それから東大門をくぐって進み、少し離れた「東院伽藍」へ。
中心となる夢殿は聖徳太子を供養するための殿堂で、太子等身の「救世観音像」が安置されています。
まだ微かに金色を帯びています。
あと、障子絵を納める建物の絵殿(エデン)という名前にときめきました。

境内の東端に位置する尼寺「中宮寺」の新本堂へ行ってみると、小さな赤い実のなったモチの木やまだ青いカリンの木があり、山吹の花も咲いています。
池の上にそびえる本堂には、御本尊「如意輪観世音菩薩半か像」が、左の足を垂れ右の足を左膝の上に置き、右手を曲げてその指先を頬に触れるかどうかの造形で座っています。
この仏像の微笑は“古典的微笑(アルカイックスマイル)”として、スフィンクスやモナリザと並んで世界の三つの微笑像と呼ばれているそうです。

「法隆寺」を出た参道付近で、今日は柿の日だからとPRの人達に柿を頂きました。
正岡子規の俳句「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」に因んでらしく、富有という種類の柿。
ありがとうございました!

移動していると雨が酷くなってきたので、大人しく乗り物移動の日にすることに。
寄りたい場所があって、和歌山県まで戻って来ました。
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奈良の大仏
2007-10-25 Thu 21:04
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日数:151日目
距離:奈良県奈良市青少年会館YH〜奈良県斑鳩町いかるが聖書教会近く
多謝:青少年会館YHさん・ホステラーの皆さん・奈良市観光案内所さん・東大寺受付さん・鹿せんべいのおじいさん・国宝館受付さん・興福寺警備員さん・飛鳥びとの館さん・レンタサイクル古都さん・飛鳥歴史公園さん・高松塚古墳受付さん・他お世話になった皆さん

昨日は、「青少年会館YH」で日本人のお姉さんと同室でした。
合宿所を豪華にしたようなユースで、管理人のおじさんに奈良市のレクチャーを受けました。
最初は「春日大社」と「春日原生林」を見ようと思っていたけど、おじさん曰わく、それは仏像などより自然を楽しむ外国人さんがよく行くコースらしいです。
へえ、そうなんだ!

というわけで、修学旅行で行ったきりの「東大寺」へ行くことにしました。
京都の国宝は建築物や庭園に多いけど、国宝の仏像は奈良に集中しているようです。
お姉さんから修学旅行生で混むと聞いていたので、早めに出発。
奈良公園付近から既に鹿が闊歩していて、空丸を置いておけません。
食料なんか入ってないけど、危険な気配が…。
鹿せんべいのトラウマがあって、鹿にビビってます。
南大門から大仏殿へ入ると、今日の2番乗りでした。
御本尊「ルシャナ大仏」は、奈良時代から度々損傷しながらも修復されて、両手は桃山時代、頭部は江戸時代に直されたそうです。
大仏殿も同じく、江戸時代に建て直されているけど、それでも木造建造物としては世界一の規模だとか。
やっぱり、昔見た時とは違うなあ。
仏様とハグしたら、お日様の布団よりも柔らかで気持ち良さそう。
思わず溜め息が出る御本尊に手を合わせた後は、境内の二月堂へ。
そこから大仏殿の頭と奈良市街を見下ろし、次に隣の三月堂(法華堂)へ。
堂内には16体の仏像が所狭しと立ち並び、中でも御本尊の「不空けん策観音」がキレイでした。
合掌の中からは水晶の如意宝珠が覗いていて、頭上の唐草模様の透かし彫りの銀製宝冠には、約27,000個の勾玉が装飾されています。
その石の種類も様々で、翡翠・琥珀・真珠・瑪瑙・水晶・珊瑚・瑠璃・ハリ・翠緑・雪花・トルコ石・アメジスト・イエローオニキス・ブラックオニキス・ユナカイト・ローズクオーツ・ロードナイト・レオパードスキンなどなど…本当に奈良時代に手に入ったの?って宝石が散りばめられていました。
翠緑って緑と白の石が、翡翠と同じだったのは初めて知りました。

「東大寺」を出ると、同じく奈良の文化財として世界文化遺産に登録されている「興福寺」に移動。
「西遊記」の玄奘三蔵がインドから伝えた唯識論を弟子が大成した法相宗の大本山だそう。
五重塔や北円堂、南円堂、三重塔などを見て回り、一言観音堂で観世音菩薩の名号を一言心から唱え、東金堂では十二神将像や四天王像を見物。
そして、国宝館で見た仏像が凄かった!
「阿修羅像」…大地に恵みを与える太陽神と暑さを招き大地を干上がらせる悪魔と、地域により対極にとられる謎の多い三面六腕の神様。
ここでは、争いを起こすのでなく釈迦の教えに触れて改心した仏法の守護神です。
それに「乾漆八部衆像」…インド古来の民間信仰の蛇神・鬼霊達で、鳥頭人身や額に第三の眼など、それぞれ個性があって面白いです。
特別展示で8体全部拝めました。

時間があったから「春日大社」へも参拝。
もともとは、平城京での水確保のために各地から水神様を集めて祀ったのが始まりらしく、現在は摂社や末社も祀っています。
「万燈籠」という奉納された燈籠が、並びに並んでいるのが印象的。
幣殿・舞殿から先は有料だけど、本殿は入らないと見えない。
木製の雨どいの大きさや捻って繋げた回廊に驚きます。
東御廊には、樹齢1,000年の大杉や七種寄生木があったり、「風宮神社」の風神様など力の強い神様がいっぱい。

大社を回ったら、今度は古の飛鳥へ。
サイクリングで古墳を見に行きました。
飛鳥には古墳や謎の岩がたくさんあって、不思議なことこの上ないです。
「高松塚古墳」、「キトラ古墳」も現在は見れないようで、目的の四神は「高松塚壁画館」と「飛鳥資料館」で見学。
四神は中国の思想に基づくもので、四方を鎮護します。
青龍(東)・朱雀(南)・白虎(西)・玄武(北)は星座の形から具象化されていて、青龍と白虎の上部には日像と月像が描かれ、天井には星宿。
星宿図が良かったなあ!
公園では四神の植物像を作っていました。
他には、日本最古の仏像がある「飛鳥寺」や国営飛鳥歴史公園の地区を回ったりして楽しかったです。
奈良って、本当に古い都なんだなあ。
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お稲荷さん家の猫
2007-10-24 Wed 21:18
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日数:150日目
距離:京都府京都市ジェイホッパーズ京都ゲストハウス〜奈良県奈良市青少年会館YH
多謝:ジェイホッパーズ京都ゲストハウスさん・宿泊者の皆さん・砂川警察署さん・お参りのおじいさん・工事のお兄さん・薬師大神のおじさん・ウォーキングのおじいさん・茶屋のおばさん・伏見稲荷大社の巫女さん・島田神具店さん・藤森警察署さん・科学センター警備員さん・中島米酒店さん・青少年会館YHさん・他お世話になった皆さん

昨日泊まった「ジェイホッパーズ京都ゲストハウス」さんは、ビルの5フロアを使った清潔な宿で、この日のドミトリーで日本人は自分だけでした。
他には韓国とドイツとタイの女の子が一緒。
言葉ってのは、使わないと忘れるんだなあと改めて実感。
聞き取れない…!
片言の英語は自分だけで、他のみんなも母国語じゃないのにスラスラ…ちょっと恥ずかしかったです。
ダメだなあ。
でもみんな親切してくれて、ありがとう!

今日は「伏見稲荷大社」へ来ました。
ここも以前に訪ねたけど、京都で一番好きかもしれない。
この山も「稲荷山」だしなあ。
朝早いから、ジョギングやウォーキング、部活動の人がちらほらいます。
JR最古の建物、ランプ小屋を見てから、鳥居をくぐって表参道から下末社を経て大社へ。

もう何ていうか、こういう朱色の鳥居やアウンの石狐が本当に好きです。
大狐に護られた色鮮やかな楼門と、提灯で覆われた外拝殿。
その奥に、商売繁盛・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能上達の守護神、お稲荷さんの本殿があります。
もうこれだけ揃ってると、何でも屋みたい…神様も忙しいだろうな。
稲荷大神は、もともと五穀をはじめとするすべての食物や蚕桑のことを司る神として信仰されていて、平安期になってからは農業神から拡大し、その信仰も一段と広く伝播していったそうです。
お稲荷さんって、日本の信仰でも普遍的だもんなあ。
能楽の神楽殿や権殿を見た後は、上末社を経て玉山稲荷社を参拝。
通りすがりのおじいさんが、写真を撮ってくれました。
確かめて思うんだけど、自分の写真って本当に人を撮っていません。
風景や建築物、動植物だけで自分を含めて人がいない。
「お前は冷たい。もっと人に興味を持て」
って教えてもらってから、まだマシになったと思ったけど、これ見るとあんまり変わってないなあ…。
まあ、とにかく先へ。
奥宮と白狐社は工事中だったから、そのまま「千本鳥居」に入ります。
京都って、工事多い…。

鳥居と鳥居の隙間から陽が射して、合わせ鏡のようにズラッと並ぶ朱がオレンジに見えます。
その先にある奥社奉拝所の前に埋め尽くされた白狐の絵馬がカタカタと揺れています。
お参りをして、拝殿裏にある「おもかる石」を願いを浮かべて持ち上げました。
…去年より軽くなった!

今回も、稲荷山の峰々に鎮座する社を巡拝する「お山参り」をしました。
稲荷山は、東山連峰の南に延びた最端にそびえ立つ霊峰で、海抜233m。
「三ヶ峰」と呼称されるように、三箇の峰が西から東へ段々に高く連なり、その山容はまさに“山”の文字。
そんな稲荷山の参道には、今度は万余の鳥居が並び、うっすらと暗くドングリが落ちる音がとても響くほど静寂に満ちています。
不思議な形の根上り松を過ぎ、「新池」の前には熊鷹社。
こういう神蹟の周囲には、崇敬者の人が奉納したおびただしい数の「お塚」が群立していて、ちょっと怖いくらいです。
それぞれに個性があり、鳥居を敷き詰めていたり、狐を並べていたりと様々です。
狐の数も千を超えるんじゃないかな。
そこに子猫がやって来て、少し寒そうに震えていました。
独りなのかなあ。

猫としばらく一緒にいてから、二俣に分かれた「三ッ辻」、京都市が一望できる「四ッ辻」へ出ました。
田中社を過ぎた荒峰からは、大社の入り口や「東福寺」、「東大寺」まで見える絶景でした。
そこからぐるっと、「三ノ峯」の下ノ社、「間ノ峯」の荷田社、「二ノ峯」の中ノ社を参拝して、山頂「一ノ峯」の上ノ社へ到着。
けど周りは木々に覆われ、やっぱり静寂そのもの。
今度は下りで、「御靭社」の長者社、薬力社、傘杉社、清明舎、御膳谷奉拝所、眼力社、大杉社を参拝して「四ッ辻」に戻りました。
もう何匹の狐さんを見ただろう。

「三ッ辻」まで戻ると、朝別れたゲストハウスの女の子達と再会!
嬉しいビックリでした。
またね!
そう言えば、「FaceBook」という国際コミュニケーションサイトがあるから、そこでまた会おうって言われました。
そんなのあるんだー。

帰りは、弓矢八幡の方を通って産場稲荷へ着くと、ここにも猫が。
本物の狐は見ないけど、猫はたくさんいるなあ。
うー、可愛すぎる。
「八島ヶ池」を過ぎて大社へ下りてきたら人でごった返してました。
気づいたら半日、山にいたようです。
楽しかったなあ。

その後は、近くの「京都市青少年科学センター」でプラネタリウム「宇宙に夢をかけた人々」を観ました。
ツォルコフスキーの
「地球は人類のゆりかごである。しかし人類はいつまでもゆりかごに留まっていないだろう」
ここから始まる宇宙への挑戦の話でした。
面白かった!
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