emptyship666
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JAPAN
ノアの箱舟
2007-11-01 Thu 23:46
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日数:158日目
距離:兵庫県姫路市星の子館〜兵庫県神戸市メディアカフェポパイ元町店
多謝:星の子館さん・テラドームさん・岡之山美術館のお姉さん・天文科学館受付さん・パーキングのおじさん・メディアカフェポパイ元町店さん・他お世話になった皆さん

11月になりました。
頭痛が治りました。
結局何だったのかよくわからないけど、治ったからいいや。
でも靱帯は治らない…痛いって思い込みで違和感を感じるだけなのか、本当にまだ完治していないのかイマイチ良くわかりません。
何なんだ。

取りあえず、今日は姫路市から移動して、まずは西脇市の「日本へそ公園」の方へ。
西脇市は東経135度北緯35度の交差する“日本のへそ”だそうで、真ん中らしいです。
その公園内にある「にしわき経緯度地球科学館テラ・ドーム」に行きました。
天文室では、晴れていると81cmの望遠鏡で昼間に星を見れるはずなんだけど、今日はあいにくの雨なので説明だけ聞きました。
プラネタリウムでは「月の仲間たち」という番組を観て、2Fの展示室に行くとCD-ROMソフトが起動していました。
前にもどこかで観た気がする…多分、シンフォレストの「地球 The Home Planet」というデジタル作品集です。
宇宙から見た地球の写真と、宇宙飛行士が残した言葉が印象的でキレイ。
「宇宙から眺めた地球は、たとえようもなく美しかった。国境の傷跡など、どこにも見あたらなくて」
「私たち地球人は、みな同じ船で旅をしている」
この言葉は特に印象深いです。
宇宙から地球を見た彼らの言葉は、童話のようにシンプルで深い。
自分たちはみんな、秒速約30kmで銀河系の中を廻る“地球”という高速宇宙船に乗って、生まれた時から人生の旅をしているんだ。
きっと宇宙一キレイな宇宙船だなあ…デュランダルも流石にロストエルサレムには勝てないよ。

西脇市から何度か迷いつつ明石市まで移動すると、「明石市立天文科学館」へ入りました。
本当は神戸市の「海洋博物館」まで行きたかったけど、時間ないなあ。
天文科学館には時計塔があって、その中の14F展望室からは馴染みの「明石大橋」と「淡路島」の姿が見えます。
下のフロアには時と宇宙のギャラリーがあり、時の方には様々な時計が集められていました。
イギリスの「グリニッジ天文台」から、135°の子午線が通る明石市ならではの記念館。
グリニッジとの時差は、ちょうど9時間。
子午儀やクロノメーターも面白かったし、「淳祐天文図」も何だかスゴかった。
宇宙の方には、隕石の展示やガリレオやニュートンの観測資料の展示。
古い望遠鏡にはロマンを感じます。

ここのプラネタリウムは、待合室にプラネタリウム投影機についての展示があり、歳差運動とか緯度変化とかの様子を見れます。
稼働している投影機事態も、1960年からずっと現役で活躍しているみたいで、あのサッカー選手のディエゴ・マラドーナと同い年!
頑張ってるんだなあ。
番組は「星座と神話のめぐりあい」で、今から5,000年前にメソポタミア地方で誕生した星座は、フェニキアの船乗り達によってギリシャ神話と結びつき、ローマ、イスラム圏、ヨーロッパへと伝わっていったのだそう。

大きな宇宙の点にすら満たない小さな宝石の船の中で、他の生き物にはない悩み苦しみを、あるいは幸せを抱えて生きている人間は、このままどこへ辿り着くんだろう。
自分だって、どこへ辿り着くんだろうなあ。
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二重星巡り
2007-10-31 Wed 23:15
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日数:157日目
距離:兵庫県佐用町西はりま天文台公園〜兵庫県姫路市星の子館
多謝:西はりま天文台の皆さん・姫路科学館受付さん・星の子館さん・他お世話になった皆さん

相変わらず頭痛は治らないのだけど、今日(昨日?)はとってもいい夢を見ました。
今までで1、2位を争うくらいの幸せな夢だった。
その夢の途中で一度目が覚めて、次に寝た後も続きを見られたのが尚更良かったです。
代わりに朝陽を見逃したけど。
これだけで、今日1日十分に幸せ。

外へ出ると、朝霧が下の山々にかかり雲海のようになっていました。
キレイだなあ。
清々しい朝です。
いつもこういう目覚めがいいな。
現実を見なきゃダメだとわかっていながら、夢の方に毎回引きずられます。
誰かに聞いたけど、夢を覚えている人は後ろ向きなんだとか…そうかもなー。

それにしても、11月になる時期にしては大分暑いと思います。
夜は冷えるけど、昔はもっと寒かった気がする…。
歩きながら思っていると、青山の小学校前に市民グラウンドがあって、フラフラと吸い寄せられました。
グラウンドで練習している子達の前も通ったりするんだけど、誰もいないグラウンドってのは、不思議な感じ。
寂しいような、それでいて賑やかなような。
晴れていると余計に吹き抜ける風が気持ち良くて、空が広く感じます。
ああ、今日も良い天気。
フェンスの向こうには「上池」という深緑の池があって、それを過ぎたところに「姫路科学館」があります。

科学館では、プラネタリウムで「おうし座の秘密」を観ました。
展示室の宇宙コーナーでは、シミュレーションで太陽系をフライトしたり、太陽望遠鏡を通してリアルタイムで太陽の姿を見たりした後、スペースシップで映像を観たんだけれど、「Power Of Ten」ってのが凄かったです。
シカゴのミシガン湖にいる人間から宇宙へ、10秒で10倍の距離を進んで行き、10の12乗で太陽系に、10の16乗で1光年の距離の銀河系まで離れ、10の24乗では1億光年先まであっという間に広がって…。
これで終わりかと思うと、今度は猛スピードでシカゴのミシガン湖へ戻り、今度は1秒に10分の1体内へ距離を縮め始めます。
細胞から原子、10の−7乗でDNAの螺旋が見え、10の−10乗で最小の原子まで到達し、1に0が40個の世界まで行ってしまいました。
もうここまでくるとスケールが大き過ぎて、何だかよくわかりません。
ただ、やっぱり全ては繋がっているんだと感じました。
「全は一、一は全」
本当なんだなあ。

それから、科学の世界、地球と郷土の自然コーナーで鉱物や隕石を見ました。
気に入った鉱物メモ
天青石、バラ輝石、魚眼石、珪孔雀石、翡翠、燐灰石、藍銅鉱、霰石、天河石、黄鉄鉱、蛍石、晶洞石、緑柱石(ベリル・アクアマリン・レッドベリル)、コランダム(黄玉・紅玉・青玉)
隕石では、以前から「エスケル」っていう石鉄隕石がいっとう好きです。
スベスベの表面に時々、緑の部分が輝いていて凄くキレイ。

夜は、隣の「星の子館」で口径90cm反射望遠鏡を使って天体観測(また)。
今日は1人だけだったから、リクエストで二重星をお願いしました。
最初は純白の「ベガ」に向いていて、そこからリング星雲の「M57」へ。
ヘルクレス座の「M13」とペガスス座の「M15」の球状星団の距離も比べました。
M13の方がM15よりも近いから、大きく広がって見えます。
そうして“北天の宝石”、はくちょう座の連星「アルビレオ」。
観測所…本当に回り出しそうなんだよなあ。
こと座の「イプシロン」は肉眼では1つ。
90cmの望遠鏡で100倍以上拡大すると、2つ星が並んでいて、更にそれがペアの連星に。
全部で4つの星、“ダブルダブルスター”と呼ばれる星だそう。
この時は大気の状態が悪くて、2つにしか見えなかったからまた見たいな。
次のこぎつね座α星「アンサー」で、見かけだけの二重星。
オレンジっぽい星の横に小さな星がくっついてあるような感じ。
それから、はくちょう座の「白鳥座61番星」の連星。
かなりキレイ!
赤と橙の星が適度に仲良く並んで、双子のようです。
お気に入り。
「アンドロメダ銀河」やペルセウス座の二重星団「h星団&χ星団」は、90cmと10cmの望遠鏡で比べながら観察。
散開星団は遠目に見た方がキレイだなあ。
「ホームズ彗星」もまた見たんだけど、かなり広がって望遠鏡にいっぱいいっぱい。
10cmでわかるくらいでした。
アンドロメダ座の惑星状星雲「NGC7662」へ向けてから、締めはお気に入りのアンドロメダ座の連星「アルマク」。
以前に見た時は朱と白、今回は黄と青に見えました。
2つの距離が近くて、寄り添っているようです。
キレイだ!

時間を過ぎても望遠鏡を動かして下さった職員の方々、ありがとうございました!
凄く満足です。
また、二重星見たいなあ。
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那由他の眼
2007-10-30 Tue 09:46
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日数:156日目
距離:兵庫県姫路市HyperCafe青山〜兵庫県佐用町西はりま天文台公園
多謝:HyperCafe青山さん・姫路市バス案内所さん・姫路城のおじさん・好古園受付さん・姫路駅員さん・佐用観光交通のおじさん・西はりま天文台の皆さん・他お世話になった皆さん

空気が悪いところにいたからか、起きた時からスゴく気分が悪いです。
頭がガンガンするのは寝過ぎだろうな…。
何でか腹も痛いです。
吐きそうだけど、吐けない感じ…。

とりあえずは、「姫路城」へ行ってみました。
「姫路城」は慶長年間に建てられた、世界文化遺産に登録されている城。
理由は、独特の建築構造と櫓や石垣、門、堀など城全体が良く保存されていて、当時の城郭の様式を今に伝えるところにあるそうです。
大天守と3つの小天守を渡り櫓で結ぶ連立式天守は完全な形で残り、白漆喰で天守や櫓を塗り込まれた姿から、飛び立つ白鷺に例えられているだけあって、優美な城です。
西の丸の百聞廊下や、華灯窓のある菱の門、石垣の曲線が緩やかなカーブを描く多門長屋の塩櫓、扇を広げたような勾配の石垣と、独特な技法が面白い。
一度も戦や大きな災害に遭わなかったってことも凄い。
天守近くには「十月桜」がチラチラと咲いていて、淡いピンクと白い小さな花が可愛かったです。
桜って、いつ見てもいいものだなあ。
天守前まで行くと清掃員のおじさんに、同じ四国出身だから、と“白鷺城”と春の桜の写真を頂きました。
晴天の日の写真で、かなり鮮やか。
ありがとうございます!
羽柴秀吉が完成させた天守閣内部は、太い2本の柱に支えられ、最上階には宮本武蔵の妖怪退治の伝説もある「長壁神社」があります。
市街の眺望を後に下へ降りると、切腹の場に見える腹切丸や「播州皿屋敷」のお菊井戸を覗いて出口へ。
大きな城だったな。

それから隣の姫路城西御屋敷跡庭園の「好古園」では、深山幽谷など色々なテーマの日本庭園を巡りました。
紅葉がキレイ。
鯉の中で赤・白・黒の3色っ子を探してました。

いよいよ気持ち悪くなりながらも、今日は「西はりま天文台公園」へ泊まる日だから、佐用町へ移動。
この日しか部屋が空いてなかったんだけど、天気は暗雲…。
いつもは歩いて余裕の距離がキツかった…。
「西はりま天文台公園」は「大撫山」の静かな場所にあり、花壇やアスレチックが並び、丘の上に「なゆた望遠鏡」のある天文台南館、ショップや60cm望遠鏡のある北館、芝生には「低周波電波望遠鏡群」や「太陽望遠鏡」、「太陽電波望遠鏡」などが天を向いて立っています。
リファレンスルームでこの天文台で働く鳴沢研究員の著書「137億光年の瞳」を読んでみたら、
「人間の体をつくる元素はビッグバンや星の内部で形成されたことがわかる。
つまり、人間は宇宙からきたのだといえる。
地球に暮らしている人間は物質的にはまったく同じ。
何のちがいもないのだ。
ひとりひとりは小さな存在でも、人間はみなつながっている。
天文学的に考えると、いろいろな差別はまったくおろかなものなのだ」
という文があり、まったくもってその通りだと思いました。
誰かが例えていたけど、人間は地球を取り囲む鎖のようなもので、ひとつひとつはとても小さく何の役にも立たないが、そのどれかひとつが欠けても鎖は繋がらずに崩れ落ちていくのだそうです。
あとカール・セーガン博士の「COSMOS」も読んでみたくなりました。

ウロウロしてたけど、やっぱり気分が悪いから観望会まで部屋で寝ました。
ちょっと楽になって、いざ出発。
「なゆた望遠鏡」は、口径2mを誇る日本国内最大の望遠鏡。
公開型では世界最大。
“那由他”という名は古代インドのサンスクリット語に由来し、“きわめて大きな数量”の意味。
日本の数詞では、10の60乗を表すそうです。
実際に見ると、やっぱりデッカイ…!
何か望遠鏡に見えないな。
スタディルームで説明を聞いていた時は、まだ曇って星は見えなかったんだけど、何でか“那由他”を動かしてドームを開けたら晴れていました。
研究員さんもビックリ。
しかも今日は、参加者が3名だけだったからのびのび。

最初に覗いたのは、アンドロメダ座の二重星「アルマク」。
朱と白の色の対比がキレイで、双子のようです。
「アルビレオ」もいいけど、こっちも好きだなあ。
それからペルセウス座の二重星団の1つ「h星団」。
生まれて少し経った星の集まりで、2,000光年離れています。
色んな彩りの粒々がキレイ。
「ホームズ彗星」は、かなり広がっていました。
コレで見ると全体が真っ白な感じで、微かに尾を引いているのがわかります。
もう消えちゃうのかなあ。
それと“青い雪だるま”と呼ばれる、アンドロメダ座の惑星状星雲「NGC7662」。
ポワッとした青白いモヤがあり、中心には残骸の核が。
雪だるまよりは雪うさぎに見えます。
動いている途中の望遠鏡を覗くと、「しし座流星群」のように、流れ星がたくさん見えて面白いです。
次は、りゅう座の惑星状星雲「キャッツアイ星雲」。
これは本当に猫の目みたいでした。
赤緑っぽいモヤの中心に白い核があります。

その後、望遠鏡を動いている間に、夜空を天然のプラネタリウムに見たてて星座解説なんかをしてくれる「天プラ」がありました。
バルコニーへ出て、夏の大三角や秋の四角形、北極星を探して、すばるやホームズ彗星の位置も肉眼でわかりました。
望遠鏡が停止すると、お馴染みの球状星団「M15」を覗きます。
ギュッとまとまった星の集まりがハッキリと見えました。
最後の締めは、25光年先の0等星「ベガ」。
夏のダイヤモンドは、今だ眩しく輝き続けていました。

頭痛いけど、満足!
ありがとうございました!
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