




日数:156日目
距離:兵庫県姫路市HyperCafe青山〜兵庫県佐用町西はりま天文台公園
多謝:HyperCafe青山さん・姫路市バス案内所さん・姫路城のおじさん・好古園受付さん・姫路駅員さん・佐用観光交通のおじさん・西はりま天文台の皆さん・他お世話になった皆さん
空気が悪いところにいたからか、起きた時からスゴく気分が悪いです。
頭がガンガンするのは寝過ぎだろうな…。
何でか腹も痛いです。
吐きそうだけど、吐けない感じ…。
とりあえずは、「姫路城」へ行ってみました。
「姫路城」は慶長年間に建てられた、世界文化遺産に登録されている城。
理由は、独特の建築構造と櫓や石垣、門、堀など城全体が良く保存されていて、当時の城郭の様式を今に伝えるところにあるそうです。
大天守と3つの小天守を渡り櫓で結ぶ連立式天守は完全な形で残り、白漆喰で天守や櫓を塗り込まれた姿から、飛び立つ白鷺に例えられているだけあって、優美な城です。
西の丸の百聞廊下や、華灯窓のある菱の門、石垣の曲線が緩やかなカーブを描く多門長屋の塩櫓、扇を広げたような勾配の石垣と、独特な技法が面白い。
一度も戦や大きな災害に遭わなかったってことも凄い。
天守近くには「十月桜」がチラチラと咲いていて、淡いピンクと白い小さな花が可愛かったです。
桜って、いつ見てもいいものだなあ。
天守前まで行くと清掃員のおじさんに、同じ四国出身だから、と“白鷺城”と春の桜の写真を頂きました。
晴天の日の写真で、かなり鮮やか。
ありがとうございます!
羽柴秀吉が完成させた天守閣内部は、太い2本の柱に支えられ、最上階には宮本武蔵の妖怪退治の伝説もある「長壁神社」があります。
市街の眺望を後に下へ降りると、切腹の場に見える腹切丸や「播州皿屋敷」のお菊井戸を覗いて出口へ。
大きな城だったな。
それから隣の姫路城西御屋敷跡庭園の「好古園」では、深山幽谷など色々なテーマの日本庭園を巡りました。
紅葉がキレイ。
鯉の中で赤・白・黒の3色っ子を探してました。
いよいよ気持ち悪くなりながらも、今日は「西はりま天文台公園」へ泊まる日だから、佐用町へ移動。
この日しか部屋が空いてなかったんだけど、天気は暗雲…。
いつもは歩いて余裕の距離がキツかった…。
「西はりま天文台公園」は「大撫山」の静かな場所にあり、花壇やアスレチックが並び、丘の上に「なゆた望遠鏡」のある天文台南館、ショップや60cm望遠鏡のある北館、芝生には「低周波電波望遠鏡群」や「太陽望遠鏡」、「太陽電波望遠鏡」などが天を向いて立っています。
リファレンスルームでこの天文台で働く鳴沢研究員の著書「137億光年の瞳」を読んでみたら、
「人間の体をつくる元素はビッグバンや星の内部で形成されたことがわかる。
つまり、人間は宇宙からきたのだといえる。
地球に暮らしている人間は物質的にはまったく同じ。
何のちがいもないのだ。
ひとりひとりは小さな存在でも、人間はみなつながっている。
天文学的に考えると、いろいろな差別はまったくおろかなものなのだ」
という文があり、まったくもってその通りだと思いました。
誰かが例えていたけど、人間は地球を取り囲む鎖のようなもので、ひとつひとつはとても小さく何の役にも立たないが、そのどれかひとつが欠けても鎖は繋がらずに崩れ落ちていくのだそうです。
あとカール・セーガン博士の「COSMOS」も読んでみたくなりました。
ウロウロしてたけど、やっぱり気分が悪いから観望会まで部屋で寝ました。
ちょっと楽になって、いざ出発。
「なゆた望遠鏡」は、口径2mを誇る日本国内最大の望遠鏡。
公開型では世界最大。
“那由他”という名は古代インドのサンスクリット語に由来し、“きわめて大きな数量”の意味。
日本の数詞では、10の60乗を表すそうです。
実際に見ると、やっぱりデッカイ…!
何か望遠鏡に見えないな。
スタディルームで説明を聞いていた時は、まだ曇って星は見えなかったんだけど、何でか“那由他”を動かしてドームを開けたら晴れていました。
研究員さんもビックリ。
しかも今日は、参加者が3名だけだったからのびのび。
最初に覗いたのは、アンドロメダ座の二重星「アルマク」。
朱と白の色の対比がキレイで、双子のようです。
「アルビレオ」もいいけど、こっちも好きだなあ。
それからペルセウス座の二重星団の1つ「h星団」。
生まれて少し経った星の集まりで、2,000光年離れています。
色んな彩りの粒々がキレイ。
「ホームズ彗星」は、かなり広がっていました。
コレで見ると全体が真っ白な感じで、微かに尾を引いているのがわかります。
もう消えちゃうのかなあ。
それと“青い雪だるま”と呼ばれる、アンドロメダ座の惑星状星雲「NGC7662」。
ポワッとした青白いモヤがあり、中心には残骸の核が。
雪だるまよりは雪うさぎに見えます。
動いている途中の望遠鏡を覗くと、「しし座流星群」のように、流れ星がたくさん見えて面白いです。
次は、りゅう座の惑星状星雲「キャッツアイ星雲」。
これは本当に猫の目みたいでした。
赤緑っぽいモヤの中心に白い核があります。
その後、望遠鏡を動いている間に、夜空を天然のプラネタリウムに見たてて星座解説なんかをしてくれる「天プラ」がありました。
バルコニーへ出て、夏の大三角や秋の四角形、北極星を探して、すばるやホームズ彗星の位置も肉眼でわかりました。
望遠鏡が停止すると、お馴染みの球状星団「M15」を覗きます。
ギュッとまとまった星の集まりがハッキリと見えました。
最後の締めは、25光年先の0等星「ベガ」。
夏のダイヤモンドは、今だ眩しく輝き続けていました。
頭痛いけど、満足!
ありがとうございました!