emptyship666
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JAPAN
詩とメルヘン、かずら橋
2007-11-09 Fri 21:35
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日数:166日目
距離:高知県土佐山田町土佐山田キリストの教会近く〜徳島県三好市旅人の宿「空音遊」
多謝:土佐山田キリストの教会さん・JR四国バスの運転手さん・アンパンマンミュージアム受付さん・土佐山田駅員さん・大歩危の運転手のおじさん・掃除のおばあさん・歩危マートさん・オーストラリアのお姉さん・空音遊さん・他お世話になった皆さん

昨日は「安芸市営球場」に行ったけど、高知市の「東部野球場」でもオリックスバッファローズが秋季キャンプをしているそうで…スポーツの秋です。
サッカーもTOYOTAカップが始まるしなあ。

今日は、土佐山田町から香美市に入ったところにある「アンパンマンミュージアム」と、「詩とメルヘン絵本館」へ遊びに行きました。
ミュージアム周辺の記念公園や前庭には、アンパンマンやバイキンマン達の大小の石像があって、カワイイカワイイです。
ミュージアム内の地下には、アンパンマンの住んでいる世界を再現したアンパンマンワールドが広がっていて、仲間のキャラクターが勢ぞろい。
パン工場にばいきん城もあります。
階段を上がって行くと、やなせたかしさんの原画ギャラリーになっていて、キレイな原画の中に「アンパンマン伝説」というアンパンマンについての半自伝みたいなものがありました。
「人生はいつも解らない
未来のことは解らない
誰も認めなかったこの絵本を
最初に認めたのは誰だったのか」
それは、小さな子供達だったそうです。
「光に対する影
影がなければ光もない」
主人公よりバイキンマンが好きなんだけど、“英雄”って犠牲がないと生まれないし、“ヒーロー”も悪役がいなければヒーローにはならないんだよなあ。
“勧善懲悪”より、善悪表裏一体の方が自分は惹かれるんだと思います。
「ピーター・パン」とかでも、悪役が憎めないのが好き。
「アンパンマン」のバイキンマンもそういう奴だから…手先は器用だし、独創的で実行力もある、自立してるし統率力もあるような。
何回負けても諦めないで信念貫いてるし、女の子(ドキンちゃん)には優しいし…いいとこあると思います。
世界名作劇場なんかは、辛すぎて無理なのか知らないけど、マトモに観たのは「ロミオの青い空」くらい。
ジブリ作品は大好き。
「ピタゴラスイッチ」も好きだな。

「詩とメルヘン絵本館」は、とても良い空間でした。
やなせたかしさんは、個人的に詩の方が好きで、詩集「手のひらを太陽に」とか泣けます。
展示ギャラリーは、月刊誌「詩とメルヘン」の表紙イラストや絵本原画が並んでいて、「まり」というタイトルの絵が一番気に入りました。
「ハリーとマルタン」っていう絵本も良かった。
月刊誌ゆかりの作家さん達の作品も置いてあって、面白かったです。
自然もキレイだし、本当に良い空間。

ミュージアムを出ると、高知県を後にして地元・徳島県へと戻ってきました。
今日は大歩危駅から奥に入って「祖谷のかずら橋」まで。
運転手のおじさんや掃除のおばあさんが、色々と教えてくれたり親切にして下さいました。
そこでゲストハウスの存在も知り、今日は「旅人の宿 空音遊(くうねるあそぶ)」に泊まることに決定。
ありがとうございました!

かずら橋は、幅2m、長さ45m、水面からの高さ14mのカズラで編んだ吊り橋。
結構しっかりしていて、足下の隙間からエメラルドグリーンの渓流を望めます。
紅葉は黄が中心で、優しい色合い。
時々、ミシミシと木が擦れ合う音がします。
橋の真ん中から見る景色もキレイ。
渡った先には、落差50mの優美な「琵琶の滝」もあり、河原へも降りられます。

時間があったから、駅まで散歩がてらに紅葉を眺めながらテクテクと歩きました。
「剣山」から流れ出る「祖谷川」に削られた「祖谷渓」が続き、色鮮やかに染まった山々と断崖絶壁が見事にマッチ。
車道だけどそんなに車も多くないし、歩いてる人はゼロだったからプレーヤーで音楽を聴きながら、しかも歌いながら、峠越えをしました。
峠越えは何とも言えない気持ち良さがあります。
吹き抜ける風や夕陽の残り火で赤い輪郭の山々、眼下に広がる小さな町並み、広々とした空…最高です。
風は特に心地良く、吹いてくれます。
今回は、ワーグナーとかMr.Childrenとか聴いてました。

暗くなってくると、宿のご主人が迎えに来て下さいました。
ありがとうございます!
そうして温泉へ連れて行って頂き、リフレッシュ。
楽しかったあ。
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建依別に男ありき
2007-11-08 Thu 21:11
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日数:165日目
距離:高知県高知市民宿坂本〜高知県土佐山田町土佐山田キリストの教会近く
多謝:民宿坂本さん・ボランティア清掃のおばさん・高知城のおじさん・龍馬の生まれたまち記念館受付さん・FM上町2丁目店さん・高知電鉄案内所さん・龍馬歴史館のおじさん・安芸市営球場の警備員さん・阪神タイガースの皆さん・土佐山田キリストの教会さん・他お世話になった皆さん

朝陽を見ました。
弓月の残る薄闇の砂浜をほくほく歩いて、白波打ち寄せる「龍王岬」の先端で。
月の近くに、明けの明星。
水平線の上には、点々と漁船の灯りが浮かんでいます。
波の音だけが絶え間なく響いて、昼間の喧騒は嘘のようです。
藍、群青、蒼、水色…白んできたら、水平線に溜まった雲の中から、朱い太陽が顔を出しました。
太陽の上に伸びた雲が、澄んだ空のキャンバスを爪で引っ掻いたようにハッキリとしていて、空には色があるけど、ガラスみたいに透明なんだなと思いました。
昇りきって黄色く輝く太陽に照らされた「桂浜」を見て、また砂浜を歩きます。
足跡、一番乗り。
丸く削られた石がたくさん転がっているから、またまた4色探し。
赤・白・橙・黒…ついでに緑。
手の内でこねると、チャリチャリ仲良く揉まれます。

遊んでいる内に、「高知城」の開城時間になったからそちらへ移動。
山内一豊像を過ぎて追手門のところで、知らないおじさんが写真を撮ってくれました。
門をくぐって行くと板垣退助像があり、後ろには天守閣が見えています。
石段を登ると千代姫像があり、高知県は随分と銅像が多いなと思いました。
工事中の石垣を通り、三ノ丸と二ノ丸から天守閣に到着。
本丸書院や納戸蔵、展示の人形など、わかりやすくて良かったです。

それから城を出て、上町の「坂本龍馬誕生の地」へ移動。
石碑が立ち、近くには龍馬の家「才谷屋」の跡や幼なじみの近藤長次郎屋敷跡碑も点在します。
その中に「龍馬の生まれたまち記念館」があり、早速入館。
村上豊さんの絵に、ジオラマ模型と和紙人形で昔の上町が再現されていて、土佐弁で龍馬達が会話します。
坂本家の離れをイメージした部屋では、訪れた人々が書いた龍馬への手紙が置かれています。
「龍馬、その時」というシミュレーションゲームみたいなコーナーは、絵が可愛くて面白かったです。

その後は、「はりまや橋」を通ったりして野市町まで行き、「龍馬歴史館」を見物。
ちょっと入館料が高いけど、180体、28場面の蝋人形はリアルで面白かったです。
坂本龍馬の生涯の他にも、世界の政治や偉人コーナーの蝋人形もありました。
ケネディ大統領やガンジー、伊藤博文、それにクレオパトラや楊貴妃、マリリンモンローまでいました。
クレオパトラ辺りはわからないけど、大統領の面々はそっくり。
幕末絵師「絵金」の屏風絵も展示されています。

“人斬り”の岡田以蔵、絵描きの武市瑞山、龍馬と海援隊まで共にした近藤長次郎、変名を使いわけるほど慎重だった中岡慎太郎…維新のために尽力した人達はみんな夢半ばで倒れて、どんな想いだったろう。
「雁切橋」にさらされた首を見て、親しい人達は本当に辛かっただろうな。
幕末の動乱の中で精一杯人生を生きた人達だから、現代になっても色褪せない志が伝わるんだな。

歴史館を出た後、時間があったので安芸市にある「安芸市営球場」へ阪神タイガースの秋季キャンプを見に行きました。
練習は終わりかけだったけど、メイングラウンドではキャッチボールとクールダウン、サブグラウンドではバッティング練習をしています。
次々に上がる白球と、少しズレて聴こえるキンッという音が気持ち良いです。
音楽が流れる中で、和やかな練習だな。
近くからは見れないけど、キャッチボールのボールがパシッとグラブに入る音も心地良くて、また自分もしたくなりました。
山と海に囲まれて、いい場所だな。
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心はいつも太平洋ぜよ
2007-11-07 Wed 23:17
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日数:164日目
距離:愛媛県久万高原町久万高原天体観測館〜高知県高知市民宿坂本
多謝:久万高原天体観測館さん・営業マンさん・高知市観光案内所さん・桂浜観光案内所さん・関の家さん・旅行のご夫婦さん・デイリーときさん・民宿坂本さん・他お世話になった皆さん

昨日は星が見えなかったけど、今日の明け方に少し見えました。
それでも朝霧がスゴくて、白い霧の中から赤い紅葉が浮かび上がっている感じ。
寒いなあ。
久万高原からどうやって高知県に入ろうかと調べたらヒッチハイクしかなかったから、国道で車待ち。
高知市へ営業に行く方に乗せて頂き、高速に乗って高知県へ突入。

高知県の方言って好きだなあ。
「〜しちょるきー」、「〜おるろー」とか。
四国4県でも、言葉は大分違うよな。
徳島県は「〜じゃけん」とか「〜じゃなあ」とか、変に関西と広島が混じったような感じで、香川県は「〜やきん」とかイントネーションが変わってて、愛媛県はよく分からない。
群馬県の音が濁るのとか「〜なんさ」とかも好きだなあ。
方言って、面白くて温かくて、個性があっていいよな!
…結構な時間、突っ立って乗せてくれる車を待っていたから、いつの間にか寝てました…。
人の車ですいませんでした。
お仕事頑張って下さい。
長距離、ありがとうございました!

到着したのは昼だったんだけど、高原とは打って変わって暑いです。
もう11月なのになあ。
駅の方から南下して、「桂浜」へ行きました。
海だー!
大きく弓なりに白い線を描く浜辺には、絶えず波が押し寄せて、岩肌で砕けて白く散っています。
風は強いわけでもないのに、荒波の音が響く碧い太平洋を望む「桂浜」の本浜。
砂浜は「竜頭岬」と「竜王岬」に挟まれて、松林に囲まれた風景は箱庭のよう。
「竜頭岬」側には総高13mの「坂本龍馬像」が、袴にブーツを履き、懐手で太平洋を眺めています。
坂本龍馬の誕生日と命日である11月15日に近い日曜日は「龍馬まつり」があるらしく、像の目線まで上れる仮設展望台が立てられていました。
台には“心はいつも太平洋ぜよ”と書かれていて、上って龍馬に大接近。
銅像も大きいけど、“坂本龍馬”って存在が大きいよなあ。
司馬遼太郎さんは、この龍馬像にメッセージを贈っていて、
「たとえ中道で倒れようとも、志をもつことがいかにすばらしいかを、あなたは、世界じゅうの若者に、ここに立ちつづけることによって、無言で諭しつづけている」
のだそうです。
「竜王岬」側には、海の神を祭る竜宮「海津見神社」と「早高神社」が岩頭にあり、眺めも絶景。
黒潮の波しぶきは豪快です。

岬近くの「坂本龍馬記念館」へ行くと、入ってすぐに、帆船「夕顔丸」の模型があって興奮しました。
常設展示では、多くの坂本龍馬書簡や、血痕の付着した近江屋の掛け軸と屏風、月琴、海援隊傭船「いろは丸」想像図、薩長同盟の裏書、龍馬所持のピストル「スミス&ウエッソン」などなど、興味をそそるものがいっぱい。
特に書簡は、彼の人柄がよく表れていて面白かったです。
海援隊や龍馬と関係の深い人物による、彼の人物像の紹介もありました。
地下には幕末や明治維新関係の図書やビデオコーナー、屋上は展望良し。
企画展示は、樋口真吉展でした。

町中で門番をしている猫達を発見。
猫の多い町です。
夕方は、海岸から落ちてゆく夕陽を眺めました。
橙、朱、赤、紅、紫、蒼。
雲が出てきたなあ。
波の音は余計に大きくなってきます。
テトラポットにひとりきり。
月も待ってたけど、もうすぐ新月だから細かったです。
細いのも獣の爪みたいでキレイだけど。
アルデバラン、ベテルギウス、シリウス、リゲル、プロキオン…。
冬の星座が上がってきた頃に、もう寝に戻りました。
朝陽も見ようかな。
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