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星の郷・美星
2008-07-12 Sat 23:42
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日数:252日目
距離:岡山県美星町星空ペンションコメット〜広島県福山市メディアカフェポパイ春日店
多謝:星空ペンションコメットさん・美星天文台の皆さん・倉敷市のおじいさん達・大阪のおじさん・バスの運転手のおじさん・トラックのおじさん・遺跡誘導員さん・遺跡受付さん・岡山天文博物館さん・メディアカフェポパイ春日店さん・他お世話になった皆さん

昨日は、美星町の美星天文台で星を見ました。
夕陽も見れそうだったから、早めに天文台のある高台へ。
美星天文台の前には、上斎原スペースガードセンターと連携している施設、美星スペースガードセンターがありました。
こっちの施設では3機の光学式望遠鏡を使って、地球近傍小惑星やスペースデブリを発見・観測しています。
ここも一般公開してないけど、隣に展示館があってその中を解放してありました。

美星天文台の前には、中国の紫金山天文台にある渾天儀の実物大模型が展示してあって、2階のベランダからは美星の町並みとスペースガードセンターのドームに沈む夕陽が見えました。
ウロコ雲だらけの魚空だったのに、晴れるもんだなあ。
さすが“晴れの国”岡山。
美星の赤土や畑は、北海道の美瑛を思い出します。
トウモロコシやモモの畑があるし。
倉敷から来ていたおじいさん達と話ながら、観望会が始まるまで夕陽を眺めて、口径101cmの反射望遠鏡があるドーム内へ。

まだ太陽の残り火で明るい空で、最初は土星を覗きました。
来年は、この輪が見えなくなっちゃうんだなあ。次に向けた火星は随分と小さな点になったけど、ほんわり赤くてキレイです。
望遠鏡で一番キレイに見える半月は、プラトンのクレーターとプラトン渓谷を挟んだアルプス山脈が見えました。
1等星のうしかい座・アルクトゥルスとこと座・ベガは、クロスに輝いて宝石みたい。
球状星団のM13も、月が明るい割によく見えました。
リング星雲・M57も同じように、緑がかったガスの輪が浮いていてキレイ。
次に向けたこと座のイプシロンは二重星。
それが更に連星になっているから、上は縦、下は横に2つずつ星が列んでいる合計4つで1つの星です。
二重星、大好き。
木星は、ちょうどガリレオ衛星が4つとも並んでいました。
イオ・ガニメデ・エウロパ・カリスト…どれがどれだろう。
しましま模様もクッキリ浮かんでいます。
最後はアンタレスを見て、人が多くなったので一巡して土星に戻りました。
サソリの心臓を、また大きな望遠鏡で見れたから満足です。
月明かりが眩しくて天の川は消されているけど、光害防止条例のある美星の星空は、静かでキレイ。
帰りにスペースガードセンターのドームを見上げると、ドームが開いて望遠鏡が覗いていました。

次の朝は、美星にある星の神社へ行きました。
美星は“星の郷”と呼ばれていますが、その伝説が…
ある夜、流星が空中で3つに分かれて北槙・八日市・本村に落ちたので、村人はこれを神様の使いと信じて、落ちた場所に星尾神社・高星神社・明神社を建て厚く信仰した
…というものらしいです。
その3つの神社の内、まずは星尾神社に到着。
七夕の笹が鳥居に括り付けられていて、賽銭箱の横に短冊が置かれていたので、願い事を書いて吊り下げました。
近くに星尾大明神降臨の地っていう、流れ星が落ちたらしい場所の碑も発見。
次の高星神社は小さな神社で、やっぱり笹が括り付けられていました。
最後の明神社は宇佐八幡神社の境内にあって、隣は廃校になった学校でした。
それぞれの神社は集落の中にあるけど、そこまでの道は緑一色で、夏雲の空と合わさって鮮やかでした。
でも暑いなあ。

美星では今日の夜に七夕祭りがあるみたいだけど、何だか気が乗らなかったので浅口市に移動。
ここの竹林寺山の一角には、国立天文台の岡山天体物理観測所と岡山天文博物館があります。
山に上ってみると、向かいの尾根の頂部で遺跡の発掘調査中で、その説明会が行われていました。
そこにちょっと顔を出してから、岡山天文博物館へ。
太陽観測室で太陽のプロミネンスを観たり、四次元デジタルシアターで現在の宇宙の果てまで説明を受けたりしました。
果てしない…。
博物館の横道を上がって行くと、標高372mの頂上に岡山天体物理観測所の188cm望遠鏡ドームがそびえています。
内部の望遠鏡はガラス越しに見物することができて、西はりま天文台の望遠鏡とちょっと似ていました。
隣のドームにある91cm反射望遠鏡とクーデ太陽望遠鏡、50cm反射望遠鏡と本館は公開していなくても、瀬戸内海の島々や四国を見下ろせる眺めが気持ち良いです。
ここは四季を通じて晴天日数が多く、大気が安定しているそうで、観測所には職員が常駐しているんだとか。
じゃあ今は寝てるんだろうなあ。

頂上でのんびり過ごしてから、いよいよ広島県に突入です。

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