




日数:251日目
距離:岡山県倉敷市アイカフェ倉敷笹沖店〜岡山県美星町星空ペンションコメット
多謝:アイカフェ倉敷笹沖店さん・倉敷観光案内所さん・チボリ公園のお姉さん・アイス屋のお兄さん・倉敷天文台のおじいさん・井笠バスさん・北振バスさん・星空ペンションコメットさん・他お世話になった皆さん
暑さで少し歩くと、汗ダラダラのヘロヘロになります。
何でみんな平気な顔して歩いてるんだろう。
自分が暑がりなだけ?
あー、でも夏は大好き。
今日は夜が明けてすぐに、倉敷市の美観地区を散策しました。
まだ涼しいし、人も少ないだろうと思って出たけど、既に蒸し暑くなりつつあるし、散歩やウォーキングの人もちらほら。
みんな早起きだなあ。
倉敷は江戸時代に天領として栄えていて、美観地区の中心を流れる倉敷川は米や綿花の集散地として、大小の舟がひっきりなしに往来するほどの賑わいだったのだとか。
その面影を色濃く残す街並みには、白壁の家屋敷やなまこ壁の蔵が建ち並び、江戸の佇まいを今に伝えているようです。
倉敷市はいつか、部活の遠征で来た覚えがあるけど、どこもかしこも全然覚えてないなあ…。
柳の揺れる川畔を歩きながら、両脇に続く家屋を見ていると、星野仙一記念館なんて店もありました。
倉敷川のせせらぎが聴こえて、川面にゆらゆらと白壁の家々が映っています。
両脇に架かる石橋を、行ったり来たりして散歩してから、阿智神社や古い街並みのある商店街にも行ってきました。
それから今度は、倉敷駅を出てすぐのところにある倉敷チボリ公園へ。
からくり時計のあるアンデルセン広場では、時計が明るい音楽に合わせて上部に開いていき、中から時計の四方に象られた人形が姿を現しました。
人形達がそれぞれの童話のシーンを演じていて、可愛かったです。
倉敷チボリ公園には、アンデルセン交流館に行ってみたくて来たけど、アンデルセン関係は思ったほどなくて残念。
デンマーク・コペンハーゲンにあるチボリ公園と提携して造られた園内には、色々な花が咲いています。
黄色の花弁の上を赤が半分覆っているようなコスモスに似た形の花をよく見かけるけど、それがガイラルディアって名前だとわかってスッキリ。
白いクチナシもキレイです。
アンデルセンの像が座る庭は、花と水辺で切り絵を表現した欧風の庭園で、その向こうには「人魚姫」の像がある小島が見えます。
小島が浮かぶチボリ湖には、デンマークの女王のフリゲート艦を模して、デンマークで造られたサンゲオ号がありました。
コレって航行するのかなあ。
特にアトラクションに乗るでもなく、後はアンデルセン交流館の中の図書室で童話を読んでました。
アンデルセンの童話を何作か読んだ昔、彼は主人公を苛めるのが好きな人なんだと思っていました。
だって「人魚姫」とか「マッチ売りの少女」とか「赤い靴」とか、最後には死んでしまったり最初から不幸だったり、可哀相な話が多いから。
でもアンデルセンの生い立ちから、貧困に喘ぐ弱者とそれに無関心な社会への嘆きを、童話を媒体にそのフィルターを通して訴えていたことを知ると納得。
初期の作品は“死”が苦しみからの解放みたいな感じだったけど、それからは「みにくいアヒルの子」とか「おやゆび姫」とか「雪の女王」とか、“死”以外にも幸せの道を書いているから、晩年は孤独なだけじゃなくなったんだろうなあ。
自分は「雪の女王」が大好きなので、今日もそれを読んでました。
鏡の欠片で物事が逆さまに見えたり心臓が凍ったり、女の子が男の子を助けに行ったりと発想が面白いし、描写がとても綺麗。
雪を読んでいたら涼しくなるから良いな。
倉敷チボリ公園を出たら、また美観地区を通って、その近くの倉敷天文台へ行きました。
美観地区は店も開いて、人が賑わってます。
屋台でモモアイスを買ったら、お兄さんが飴玉をいっぱいくれました。
倉敷天文台は、日本最初の民間天文台。
1926年の当時としては最大級の口径32cm反射望遠鏡をイギリスから中古で購入し、官立の天文台しかなかった中で誰でも観望できるようにと無料解放された施設です。
事務所のおじいさんが、色々と説明して下さいました。
今でも文化財として現役で活躍しているこの32cm反射望遠鏡のある5mドームは、天文台の名誉台長になった原澄治さんと、新彗星を次々と発見した本田寛さんの記念館でもあります。
2階の観測室には、創設の頃やその後の天文台関係の文献や新聞記事、蔵書が展示されていて、1階には本田さんの観測機材や、星の写真撮影フィルムなどが保管されていました。
フィルムには白い空に黒い星が点々と写っていて、パソコンのない当時は、連続して撮影したこれらを重ねて新しい星があるか調べていたんだから、途方もない作業です。
本田さんはそうして、新彗星12個、新星11個も発見したそう。
晴れた夜に毎日山荘へ通って、2年に1度見つけられるかられないか。
本当に星が好きだったんだなあ。
今日は、倉敷川の鏡と「雪の女王」の鏡と望遠鏡の鏡と、色んな鏡を覗きました。
のどかな美星町に到着です。