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大山の音楽隊
2008-07-04 Fri 22:23
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日数:244日目
距離:鳥取県米子市自由空間米子〜鳥取県倉吉市米小旅館
多謝:自由空間米子店さん・日本交通さん・大山情報館さん・大山自然歴史館さん・小学校の団体さん・広島自衛隊音楽隊の皆さん・イシイ・登山者の皆さん・倉吉駅前交番さん・東宝ストアさん・米小旅館さん・他お世話になった皆さん

鳥取県に入りました。
中海を挟んで島根県と鳥取県の境って、何か不思議な地形になってるな。
くっついてそうでくっついてない美保関と境港、くっついてなさそうでくっついてる大根島。

今日は晴れているので、大山の登山をしました。
天気予報って大抵、本当の天気より半日遅れている気がします。
地元の人に聞いた方が当たってるんだよなあ。
大山は、鳥取県と岡山県にまたがる成層複成火山。
出雲風土記には「火神岳(ほのかみだけ)」と何とも惹かれる名で出てました。
日本海に面した厳しい環境で山頂付近の崩壊が激しいから、大山系の主峰1,729mの剣ヶ峰までは行けなくて、実際に登れるピークは1710mの弥山まで。
島根県側から見ると富士山に似ているけど、北・南壁からだと荒々しいアルペン的景観だそうで、自分は北壁の見える大川寺から登りました。

夏山登山口から入って行くと、阿弥陀堂を通ってしばらく石段が続きます。
夏山登山道は登山者が多くて道や山頂から荒れて、減ってしまった緑の回復のために「一木一石運動」を始めたそう。
小学生の団体が登る前に石を拾っているのを見て、自分も赤と白の小石を持って登り登り。
石段が終わると丸太の階段がずっと続いていて、結構キツイ…。
考えれば2.8kmで780mから1709.4mまで登るんだから、勾配はキツめなワケです。
でもこの丸太も土留めで、土砂の流出を防いでるんだそう。
途中でマラソンの人達が、階段の登山道を走って行ってたからビックリ。

大山は風雪が強いため、5合目辺りを過ぎるとブナ林は灌木帯へと変わっていきます。
6合目の避難小屋は展望が良くて、木々の向こうにはうっすらと日本海が望めます。
北の方向には、豪円山・たたら戸山・鍋山・孝霊山などが連なってひとつに見えるけど、日本海の向こうには隠岐諸島が見えるはずなんだけど、水平線もハッキリしないから分かんない。
6合目周辺の植物は1〜2mほどの高さで、7・8合目付近からはダイセンキャラボク、ダイセンヒョウタンボクが見え始めました。
9合目からは木道になって、一面キャラボクの緑が萌えてます。
草原に青い空。
山頂小屋には小さな風車がギュルギュル音を立てて回って、大山北壁は山体の崩壊が進んで、下に見える堰堤付近に崩れた岩石が堆積してました。
うーん、キレイだ。

頂上の溝に石を埋めてのんびりしたら、今度は下山。
木道で登って来た小学生の団体とまたすれ違いました。
挨拶しあいながら進んで行くと、
「俺とコイツ、どっちがカッコイイと思いますか?」
「俺ッスよね」
と楽しそうな男の子。
元気だな。
小学生で頑張ってここまで登って来てるし、偉いなあ。
とりあえず「どっちも」と言っときました。

そのまま丸太階段を下りていると、今度は迷彩服を着た自衛隊の人達が列を組んで登って来ました。
避けて挨拶していると、誰かに自分の名前を呼ばれたような…?
何と何と、自衛隊に入隊した高校の友達がいたんです!
スッゴい偶然。
広島自衛隊の音楽隊に入ったんだけど、こんなところで再会するとは。
世間は狭い。
訓練をかねた何かで登山しているらしく、「何しよるん!?」とめちゃ驚かれました。
日本一周してるのは知ってるんだけど、ココにいるのは知らないもんね。
友達は一応訓練中なので、自衛隊の人に一緒に写真を撮ってもらってサヨナラしました。
頑張ってるんだなあ!

下山は大堰堤から大山北壁を見上げるブナ林の行者コースを通って、大神山神社奥宮に出ました。
檜皮葺に権現造りの社周りは、とても静かでひっそり。
登山中も聴こえていた蝉の鳴き声が響いてます。
この隣にある下山神社前には、石狐が向かい合ってました。
可愛い…あれ、でもお稲荷さんじゃないのに?
そう思いながら長い自然石の参道を下ります。
ここも静かで良い雰囲気。
その先にある賽の河原に下りると、岩山を2つに切り開いたような谷間があって、そこから川が落ちています。
河原には石が積まれていて、やっぱり静か。

大川寺まで来ると、境内の下山観音堂にも石狐が。
観音堂のおじいさんによると、ここの狐は狛犬とは違って御本尊の十一面観音菩薩の弟子で、三位一体みたいな感じらしいです。
それでかー。
大川寺本堂はもともと、神様と仏様を一緒に祀る習しで大神山神社にあったけど、神仏分離の政策で別けられたそうです。

大川寺に参拝して、大山自然歴史館や情報館を出てくると、駐車場にさっきの自衛隊さん達が隊列を組んでました。
休憩になったみたいだから、また友達と話せて楽しかったです。
みんな音楽隊らしくて、これからまた移動するそう。
じゃあ、またな!
ありがとう!
あー、偶然って面白いや。

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