




日数:238日目
距離:山口県秋芳町秋吉台YH〜島根県日原町枕瀬山キャンプ場
多謝:秋吉台YHさん・サンデン交通さん・松陰神社駐車場のおばさん・萩博物館受付さん・円政寺のおばあさん・高杉晋作旧宅のおばあさん・まぁーるバスさん・萩城跡受付さん・東萩観光案内所さん・喫茶「萩茶房」さん・枕瀬山キャンプ場さん・他お世話になった皆さん
昨日はユースに泊まったんですが、他に宿泊客がいなかったので、ユースの隣のバス・トイレ付個室に入れて下さいました。
10畳の広い和室です、リラックスー。
曇りだし、早々に寝ちゃったけど。
次の日は、また雨に逆戻り。
萩市まで行って、幕末維新の地…というか高杉晋作+吉田松陰先生ちょこっとゆかりの地巡りです。
幕府側の新撰組と、相対する尊皇攘夷派。
どっちも引けない理由があったんだろうけど、個人的には維新の坂本龍馬や高杉晋作の方が人柄も進んだ道も共感できるかなあ。
萩の街は、海へ流れ出る橋本川と松本川に挟まれていて、島のようになっています。
その面白い地形に、指月山の萩城跡とその城下町が広がっている様子。
その萩で、まずは松本川より外にある松陰神社へ行きました。
この神社は、幕末の思想家であり教育者である吉田松陰を祭神としていて、松陰先生の実家・杉家の邸内に、祠を建てて先生愛用の赤間硯を祀ったのが創建だそう。
境内には、その旧殿と萩城内から移築した本殿、先生幽囚の旧宅、そして松下村塾の遺構がありました。
松下村塾は想像以上に小さく質素で、この中に門下生みんな入れていたのが不思議なくらい。
寝転がって勉強サボったりは、絶対できない狭さです。
でも歴史館の資料を読むと、当時の他の教育機関と違って規律も緩く、先生と生徒が同じ目線で学ぶアットホームな雰囲気だったみたい。
それと先生の勉学のやり方は、読書しつつ要点を一々抄録することで、門弟に書物は読みっ放しにするものではなく、必ず要点を書き取ることが不可欠の勉強法だと説いたそうです。
そうか、読みっ放しじゃダメなのか。
確かにメモしたら覚えるもんな。
松陰神社から少し歩いて、伊藤博文旧宅と別邸によって、高杉晋作の遺髪墓がある東光寺に参拝した後は、吉田松陰誕生の地と吉田松陰の墓及び墓所へ入りました。
萩の街が見下ろせる中に、松陰先生の銅像が建ち、墓所には維新の隊士達の墓に並んで彼の墓もひっそりと雨に濡れていました。
それから、今も小学校として機能している明倫館、先生や高杉が投獄されていた野山・岩倉獄跡に寄って萩城下町へ。
多くの武家屋敷や商人の住まいが横丁通りにギュッと残っていて、江戸時代の地図がそのまま使える街です。
そんな界隈を歩きながら、木戸孝允旧宅や萩博物館に行ったりしたんですが、一番は高杉晋作誕生の地。
高杉の旧宅で、座敷・次の間・居間・小室が現存している人様のお宅です。
でも外観と庭園を見学できて、庭園には鎮守、裏庭には井戸がそのまま残っています。
お家のおばあさんが親切でした。
城下町の中には、高杉晋作と伊藤博文が一緒に遊んでいた円政寺という寺と神社が境内にある金毘羅社もあります。
ここには2人が遊んだ神馬や、高杉の度胸付けに使われていた天狗面が安置されていて、境内のおばあさんが色々と教えて下さいました。
高杉達が生きた幕末は、200年以上に渡って日本を統治し続けた徳川幕府の矛盾が噴き出した時代。
黒船が来航して開国を迫って以来は、日本は国際社会という大海の中に突如放り出されることになりました。
江戸で黒船騒動を体験した高杉は、萩で吉田松陰の教えを受けて、欧米列強の支配下に置かれた清国上海を視察し、日本の危機を救うために奇兵隊を結成。
日本に不平等条約を結ばせた欧米列強に抵抗し、日本を守りきれない幕府と戦い、病のために没したそうです。
その半年後、大政奉還が行われて翌年には“明治”と改元されたから、あとちょっとで新時代が見れたんだよな…。
そして高杉が江戸に遊学していた時、大野又七郎という唐津藩士がいて、「真の知己なり」と呼ぶほど意気投合したそう。
でも幕末動乱の中で唐津藩は長州藩と対立を深め、大野は土方歳三に共鳴して新撰組に入隊。
頭取となって函館での土方最後の出陣にも随行したらしいのです。
「真の知己」だった相手が数年後には「新撰組頭取」の肩書を得て対立する辺り、激動の時代だよなあと思います。
それぞれ高い志を持って信じる道を突き進んだ結果に、和解なんてキレイな終わりはないのかもしれません。
城下町を出ると、萩城跡に行って街を見渡し、史跡巡り終了。
萩には本当は、まだまだ維新関係者や江戸時代の史跡があるんだけど、全部回っていたら終わりがないくらいでした。
これくらいで丁度良い。
東萩駅の観光案内所で、近くにご飯を売ってる店がないか尋ねると、今日はもう閉店した隣の喫茶店に連れて行って下さいました。
そしたら喫茶店の奥さんが、余った米でオニギリ(ゆで卵付き!)を作って下さったんです。
ありがとうございました!
とっても美味しかったです。
有り難いなあ。
何だか雨足が強くなってきました。