




日数:218日目
距離:宮崎県高千穂町高千穂YH〜宮崎県日之影町日之影温泉駅
多謝:高千穂YHさん・宿泊客の皆さん・ヒロちゃん・サッチャンさん・宮交タクシーさん・ボート乗り場受付さん・ボートに乗っていたご家族・土産物屋のおばあさん・三田井交番さん・魚利商店さん・天岩戸神社社務所さん・一緒の案内だったカップルさん・結婚式のお兄さん・ヤマザキ高千穂店さん・高千穂バスセンターさん・他お世話になった皆さん
昨日は高千穂町に到着してすぐ、高千穂YHさんの奥さんが、他の宿泊客の人達と一緒に“夜神楽”を観に連れて行ってくれました。
この神楽は、天照大御神が天の岩戸に隠れた時に、岩戸の前で天ウズ女命が調子面白く舞ったのが始まりとされているそうで、秋の実りに対する感謝と翌年の豊饒を祈願するのだとか。
高千穂神社で行われた舞は、33番ある中の「手力雄の舞」、「ウズ女の舞」、「戸取の舞」、「御神体の舞」。
最後の舞はイザナギ・イザナミの2人が客席に下りてきたり、面白かったです。
YHには、都城市の高校の陸上部の子達も遠征で泊まっていて、YHの子供達も一緒にみんなで賑やかでした。
こっちも合宿気分で楽しいな。
部屋は、その陸上部の子と航空自衛官の人と相部屋。
朝になると、みんなで朝食です。
陸上部は夜にプロテイン、朝にご飯を3杯…練習ガンバレ!
集合写真を撮って高校生とお別れした後、航空自衛官のお姉さんと高千穂峡へ行きました。
2人でボートに乗って高千穂峡の幽玄な渓谷をスルスルと遊覧。
五ヶ瀬川が阿蘇溶岩を浸食して生まれたV字型の渓谷では、そそり立つ断崖や緑の深淵が神秘的。
落差17mの真名井の滝の飛沫を浴びて、カモ達と一緒に静かで薄暗い空間を泳いだ気分でした。
ボートを降りて、おのころ池と浮かぶ島を見ていると、お姉さんがマンゴージュースを奢って下さいました。
それから遊歩道を歩いて、歐穴の七ツヶ池や槍飛橋を通って、神橋・大橋・高千穂大橋を眺めました。
渓谷の町や村には橋がつきもの。
高千穂峡を見終わったら、お姉さんは地元に帰るからお別れです。
一緒に回れて楽しかったです、ありがとうございました!
1人になってからは、自転車を借りて天岩戸神社まで。
雨が降ってきたけど、風は弱かったので平気でした。
天岩戸神社は東宮に天照大神、西宮に天岩屋を祀る拝殿があって、天岩戸開きの神話で有名。
それぞれ参拝してから、西宮の遊歩道先にある天安河原への川沿いの遊歩道を行くと、賽の河原の如く石が積み上げられた河原に出ました。
幾重にも積まれた石と、河原の一角にある仰慕窟という洞窟は、ちょっと怖い。
でも恐山とは違って、石を積み重ねて祈願すると願い事が叶うんだそうです。
4つ積んで願ってみました。
社務所に戻ると、西宮拝殿の奥にある“天岩戸”の拝観案内を頼みました。
緑に覆われた溶岩の黒い洞窟が、岩戸川を挟んで向こう側に拝めます。
神様の系図で、イザナギ・イザナミから何人か経て神武天皇になるんですね。
何でいつの間にか人間になるんだろうと思っていたけど、社務所のおじさんの話で理由が分かりました!
日本人は昔、山や洞窟、島などの自然の神様を祭りました。
それから後、特別な働きをした人間が空に上がる(死ぬ)と、その人を神様と呼んで縁ある山や洞窟、島などに添えて祭りました。
つまり、空の上にいるのは、キリスト教のような神様ではなくご先祖様。
神武天皇も人間で、人々に稲を与えて天に祈ってくれたことから、神様と呼ばれて初代天皇になり、縁のある霧島連山の高千穂峰から空に向かって、天皇陛下のご先祖様を神様と呼び祭ったんです。
その神武天皇のご先祖様が、天照大神やイザナギ・イザナミ。
実際に地上で暮らしていたご先祖様が後に神様とされて、神話が作られたんだそうです。
その後、神社を造って人間の神様を祭るのが中心になって、今の日本に。
天皇家は日本人のために祈ってくれる最高位の家系で、昔の巫女様みたいな感じなんだなあ。
天照大神が隠れた天岩戸とかが実際にあるのも、彼らが人間だったから。
あー、何かスッキリした!
それと、神道についての話も聞きました。
海や山など大地に感謝する神道と、人間性を突き詰める仏教とは、もともとが違っているし求めるものも違うから争いにならなかったけど、キリスト教やイスラム教など同じところから派生した宗教は、それぞれの正しさを求めて争いが起こるのかもしれません。
スッキリした後の帰り道に、ひっそりと建つ稲荷神社を発見。
でも、祠にお稲荷様はいませんでした…ん?
雨の中、くしふる神社と高天原遥拝所にも寄って自転車を返却。
おばあさんにオレンジジューシーを丸々2つ戴きました。
ありがとうございます。
それにしても、高千穂町は坂が多いです。
日本の神様のルーツが分かって、今日は本当にモヤモヤが晴れた感じ。
ボートも楽しかった!