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天孫降臨の地
2008-06-05 Thu 21:03
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日数:215日目
距離:鹿児島県霧島市霧島神宮YH〜宮崎県えびの市えびの高原キャンプ村
多謝:霧島神宮YHさん・宿泊客の皆さん・高千穂河原ビジターセンターさん・駐車場のおばさん・オニギリをくれたおじいさん・バナナチップをくれたおばさん・飴をくれたおじいさん・車に乗せてくれた足湯のおばさん達・登山者の皆さん・駐車場のおじいさん・アイショップさん・バス停にいたご夫婦・いわさきホテル売店さん・折田さん・えびの高原足の湯駅売店さん・えびの高原キャンプ村さん・宿泊客の皆さん・他お世話になった皆さん

昨日の夜は、露天風呂から星が見えてキラキラとキレイでした。
風呂には飽きて浸かってられないけど、星があるならいいです。
あー、でも逆上せる…。

次の日、早めに出発しようとカーテンを開けてみたら霧で真っ白。
前が見えないくらいだったけど、太陽が昇ると幾分引いていたから一安心。
今日は標高1,574mの高千穂峰に登るから、強い霧雨は困ります。
まずは、登山口のある高千穂河原へ向かいました。
…が、この霧島神宮から高千穂河原までの上り車道を歩いて行くのが思った以上にキツかったです。
車道って変わり映えしないから、音楽聴いてひたすら歩いてたけど…飽きるなあ。
もっとこう、何が起こるか分からないワクワク感が欲しいです。
車もあまり通らず、止まることもなかったから、まだ少し霧の中を1人でテクテク。

ようやく高千穂河原に辿り着くと、駐車場のおばさんや高千穂河原ビジターセンターの方に「下から歩いて来てたね」と顔を覚えられていました。
高千穂河原でちょっと休憩してから、再出発。
高千穂峰に登る登山道はいくつかあって、登りはミヤマキリシマ群生地を通る自然探索路から行きました。
今はこのミヤマキリシマが見頃だそう。
確かに所々、濃いピンクの小さな花が咲いています。
それと、コガクウヅキかな…白い装飾花が道脇を覆うように広がっています。
石畳の登山道が終わると、樹林が低くなって道が開けて、赤茶けた溶岩の岩肌が顔を出しました。
ここでも4色揃うな!
高千穂峰は、鹿児島県と宮崎県の県境に位置する複合型火山。
山頂に近付くにつれて溶岩や火山砂が剥き出しになり、不毛の地となっています。
赤黒い溶岩の急斜面を落ちそうになりながら登って行くと、高千穂峰の寄生火山・御鉢の火口壁に辿り着きました。
滑り落ちそうな斜面だったな…羅臼岳を思い出します。
御鉢はデッカイ火口になっていて周囲を半周できるんだけど、ここに来て風が物凄く強く吹き荒ぶようになりました。
冗談抜きで、飛ばされて火口壁から落ちそうな…。
火口斜面にはミヤマキリシマが群生していて鮮やかでキレイ…でも飛んでいきそう。
空はカラッと晴れてきて、赤や黒や緑の山肌を雲の影が流れていきます。
その流れの速さが風の強さを物語っていて、しかも寒いです。
緑の中を歩いていた時の汗なんか、一気に乾いて冷え切りました。

御鉢を通り過ぎると小さな神社があって、そこからは一気に急斜面を登って山頂です。
赤黒い地面も好きだったけど、今度はミヤマキリシマに周りを囲まれて登っていきます。
ここも風で落ちそうになるなあ。
坂本竜馬が新婚旅行でこの山に登ったらしいけど、何で新婚旅行でココを選んだんだろう…いや、キレイなんだけども。

吹き荒ぶ強風の中、山頂に到着すると更に強風でした。
高千穂峰の山頂は溶岩ドームになっていて、火口は塞がっています。
御鉢がクッキリと見えて、反対側にはもう1つの寄生火山・二ツ石もあります。
御池や中岳、新燃岳なんかも一望できて、360°の眺望です。
そして中央には、ニギギノ尊が逆さに突き立てた“天の逆鉾”という青銅の剣。
霧島は“天孫降臨の地”と伝えられていて、中でも高千穂峰はそのニギギノ尊が降り立った場所です。
日本の古名である葦原中国は、大国主神が国造りを進めていたけど、荒々しい神々もいて揉め事が耐えなかったそうで、天照大御神は、この国をもっと豊かで平和な国にしようと、高天原から天神の御子であるニニギノ尊を遣わせることにしたそう。
ニニギノ尊は天照大御神の孫で、家系図を辿っていくと天皇家に変わるんですが…何でだろう。
神様が人間になったってこと?
まあいっか。

山頂で寒くて震えていると、同じ時間帯に登っていた登山者の人達に、オニギリやお菓子を戴きました。
登山する時とか、食料をよく忘れます。
今日も飲み物しかなかったから、有り難い。
何人かの方々からチョコや飴、バナナチップ、ゼリーなんかを戴いて、袋いっぱいになりました。
皆さん、ありがとうございます!
羅臼岳の時と同じような格好で登ってたからなあ。
きっと浮いてたんだろう。

腹ごしらえができたら、今度は下山。
登る時には考えてなかった急斜面の下り方ですが、ここって道もなければ岩もない所が多くて、赤い砂なんですね。
だから滑って危ないかなと思ったんだけど、コレがなかなか…スケボやスノボみたいな感じで横向きに滑って行ったら、楽しい。
ズズズズッと滑りに身を任せた方が簡単に下れることを発見しました。
面白ーい!

後は、霧島神宮古宮跡コースを通って高千穂河原に到着。
車道を歩くのより楽でした。
帰りも坂道を下って霧島神宮へ向かっていると、地元の女の人達が車に乗せて下さいました。
男の子かと思ったらしいけど、女だったから乗せてもらえたようです。
その人達と霧島神宮の観光案内所前にある足湯に浸かって、リラックス。
どうもありがとうございました!

それから、えびの高原へ移動する前に、霧島天狗館に寄ってみました。
九面という霧島天狗の面や、他に鬼面やアジアやアフリカなど世界中の珍しい面も陳列してあって、怖いものからユニークなものまで色々ありました。

そうして霧島温泉郷から回って、えびの高原へ移動。
途中、地元のおじさんが拾って下さり、えびの高原キャンプ村へと到着です。
ありがとうございました!
あ、宮崎県に入ったなあ。

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