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風、くるくる廻って
2008-06-01 Sun 21:37
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日数:211日目
距離:鹿児島県輝北町きほく上場公園〜鹿児島県輝北町きほく上場公園
多謝:きほく上場公園事務所の皆さん・輝北天球館さん・他お世話になった皆さん

昨日は、きほく上場公園の宿泊施設で泊まらせてもらったんですが、風が物凄かったです。
風車が勢いよくグルグルと回っていて、風の音が常に轟々と響いていました。
観測室が閉まった後も、星空をしばらく見ていたら、その風が寒すぎてブルブル震えっぱなし。
暑いのに慣れてたから、異様に寒く感じます。
標高550mの高台なはずなのに、どうしてこんなに寒いのか。
寝る時も寝袋でブルブル…でも、難なく寝られる自分。

次の朝は、朝陽を見るために早起き。
今だに風は強く、外は寒いです。
この轟音は風車の回る音なのか。
久々にホラーな夢を見て、気分的にも寒いです。
イヤな夢は忘れて、天球館の丘に上ると、360°のパノラマを一望。
桜島と反対側の牧場側からは、赤い太陽が顔を覗かせます。
空には飛行機の通った跡が伸びていて、雲も引き伸ばされた感じ。
静かな日の出です。
オレンジから黄金色に輝き出すまで、朝陽の動きを見ていました。

きほく上場公園は本当に見晴らしが良く、せっかくだからもう1泊することに。
今日はのんびり景色を眺めながら、尊敬する人から嬉しいメールを返して頂いたので、やりかけの作業を進めよう。
そういえば昨日、望遠鏡で土星を覗いていると、流れ星が流れたんです。
低めの倍率だったから土星自体は小さめに映っていて、衛星や周囲の星も見えていたんですが、その丸いレンズの視界の中をスウッと。
横切った光は、青白くてキレイでした。
土星は小惑星帯より遠いから、流れ星の方が近い訳だけど…よくよく考えたら、星ってそれぞれ距離が違うから地球に光が届く時間も違って、時間のズレた光を同時に見てるんですよね。
1光年前の光と、100光年前の光が同じ空にあるとか…今更だけど、不思議だなあ。

もう1泊するなら食料がないなと思って麓の方まで下りようとしていたら、公園事務所の方が商店まで送り迎えをして下さいました。
ありがとうございます!
その人は天球館の係員でもあったので、午前の星も見せて頂きました。
最初は金星に向けたけど、太陽にむちゃくちゃ近くて目がやられました。
眩しい…さすが太陽。
水星も金星よりは太陽から遠いけど、無理みたい。
なので今度は、オリオン座のリゲルに。
今日も晴れているものの雲がやたらと多く、桜島も霞がかっている感じです。
でも、リゲルはちゃんと映りました。
ぎょしゃ座のカペラも次に見たけど、日中の星は線香花火のようです。
大気の揺らぎで星の核周りがチカチカ光っていて、儚い線香花火の光とよく似た感じ。
月もまた、うっすらと見えました。
今日はクレーターが水色で、海みたい。

雲が増えてきたので、一旦終了。
といっても太陽は出ているから、昼食を食べて芝生の上や遊具の上でのんびりノート広げてました。
草の匂いがいっぱいで、牧場の牛達が放牧されています。
風車は相変わらず回りまくってますが、風速25m/秒を超えたら止まるはずなので、そこまでの風じゃないんだろうと思います。
ただ、天気が崩れる前の風っぽい。
気温は涼しくて、陰ると寒いくらいです。

そして思い出したけど、今日は星出宇宙飛行士の搭乗した「ディスカバリー号」が、ケネディ宇宙センターから打ち上げられたのでした。
「きぼう」の実験室とロボットアーム…以前見たあれらが、今は国際宇宙ステーションにあるんだなあ。
打ち上げは無事に成功したようで良かったです。
行ってらっしゃい、星出宇宙飛行士!

時間が経つにつれて、風が凄まじくなっている気がします。
風車の回る影がグルグルで面白いな。
自衛隊基地が近いからか、飛行機がよく飛んでます。
ていうか、寒…!
雲もいつの間にかモワッと増えてきて、夕陽も見えなかったです。
空の色はキレイだったけど。
夜も星は見れないっぽい。
しかも、昨日は泊まり客がいたけど、今日は自分1人です。
日が落ちる頃には誰もいなくなって、管理事務所の人も帰って、昨日は点いていたライトも点かない…。
天球館だけ灯りがある状態です。
その天球館も閉館時間になって館長さんが帰ると、広々とした高台に自分だけ。
こんなの前にもあったな。
風の轟音だけが響く夜。
だだっ広い中に独りってのは、ちょっと寂しいけど爽快な気分でもあります。
ふわわ、眠い。

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