




日数:203日目
距離:鹿児島県屋久町ゲストハウス平内屋〜鹿児島県屋久町ゲストハウス平内屋
多謝:平内屋さん・宿泊客の皆さん・Aコープのおじさん・田代別館のおばさん・種子島屋久島交通さん・白谷雲水峡受付さん・白谷雲水峡ですれ違った皆さん・他お世話になった皆さん
昨日の夕方は雨が大降りだったけど、夜の内に止んで今日の朝は小雨。
今日は白谷雲水峡へ行ってました。
白谷雲水峡は、白谷川の上流にある標高800mほどに位置する自然休養林
。
林内は珍しい地床植物のシダ・コケ類で緑に覆われています。
実際に入口から中へ入ったすぐの地点から、蒸したコケが岩や樹木を覆って、静かな小雨の中で雫を垂らしています。
コケは雨の日や雨上がりすぐがキレイらしく、今日はそういう意味で良い天気。
でもカッパは100均の上部だけで、傘しかないという装備な自分です。
しかもカッパは宿での貰い物…大丈夫かなと思ったけど、林内は木々の葉が茂って雨粒はあまり落ちてきません。
あー、良かった!
むしろ、カッパが蒸れて汗の方で服が濡れます。
だから、途中からはカッパも脱いでました。
汗より雨で濡れる方が気分いいし。
勢いのある白たえの滝をまず通ったら、飛流橋の上から飛流おとしという伸びやかな滝を見物。
コケ河原の横を歩いて、原生林歩道へ入りました。
この道には屋久杉の巨木が並んでいて、切り株の上に種子が落ちて成長した二代大杉や、太い根が別れた三本杉、820mもの高さがある奉行杉、親が子を肩車しているようなびびんこ杉、雄々しい槍が突き出たような三本槍杉なんかがありました。
どの杉も見上げてもてっぺんまで見えず、ビルより高く天に向かって太い幹をグンと伸ばしています。
上部では枝が槍のように方々から突き出して、下部にはビッシリと緑のコケが生えて、一つ一つが幽玄な世界を持ってました。
下を潜れる二代くぐり杉を過ぎたら、休憩場所の白谷小屋の先に七本杉があります。
7種類の木々が合着した面白い木で、大きさも相当です。
近くにはヤクシカもいて、新芽を黙々と食べてました。
しばらく進むと、「もののけ姫」の舞台のひとつにもなった森があります。
森には樹木の匂いが満ち満ちていて、薄く霧が立ちこめている場所も。
一面が緑に輝くコケに包まれて、鬱蒼とした中で小さな水滴がキラキラ光っていました。
コケが生き生きしてるようで、モコモコと動き出しそう。
これならコダマも出て来るのかもしれません。
桃色のツツジの花弁が、ポタポタと落ちてるのもキレイ。
その森を過ぎて辻峠を曲がって行くと、標高1,050mの太鼓岩という展望の良い岩の上に出ます。
眼下に広がる真緑の山々と安房川は壮大な眺め。
雨も止んでいて、しばらく風に吹かれてました。
太鼓岩への道には椿の花も落ちていて、真っ赤な花が緑のコケの上にあるコントラストは最高。
キレイだ!
行きも帰りもたくさんの人とすれ違って、挨拶を交わします。
どうも帽子を被っていると更に幼く見られるみたいで、いつもは「学生さん?」って聞かれるところを、今日は「学生さんよね」とか「まだ高校生なのに偉いね」とか、断定口調で学生になってました。
高校生って…以前に言われた中学生よりマシだけど。
「社会人です」と返したら「ええっ!?」っと本当に驚かれて、何か罪悪感…。
でも皆さん親切で、色々と心配してくれました。
「どこから来たの?」もよく聞かれますが、コレって離島やその地域への入国審査でもあるそうです。
それや宿泊場所を伝えれば地元の人から見て、謎の来訪者が「○○から来た○○に泊まっているお客さん」になって、警戒心が薄れるのだとか。
徳島県を宣伝しておきました。
でも「島から島へ来たのかい」とか言われた…島!?
確かに四国はデカめの島だけど…?
あと、愛知県から来た家族さんに何組か会ったんだけど…愛知県は絶対、旅行好きな人が多いと思います。
そんな感じで戻りながら、今度は楠木歩道の道を通って入口へ。
江戸時代に造られた石組みの道が続いていて、渓流沿いに進んで行きました。
こっちの道も楽しかったです。
最後に樹齢約3,000年の弥生杉を見てから入口に戻って、宮之浦まで下りました。
途中、ヤクサルに遭遇。
宮之浦では食料の買い出し。
そういえば昨日の夜から何も飲み食いしてなかったので、ペットボトル一気飲みして板チョコを食べました。
体に悪い気がする…。
買い出しを終えてバス停まで歩いてたら、野球部の明らかにパシリな男の子に挨拶されました。
ドリンクと荷物を抱えて、元気が良いです…頑張れ!
何でかな、小中学生くらいの子に、よく挨拶されます。
その子も他の人は素通りだったのに、自分に突然してきたし…ジャージ着てるからかなあ。
白谷雲水峡でずっとウロチョロしてたけど、幻想的でとてもキレイな林でした。
雨の日だからこそ、コケが鮮やかでキレイだったなら、雨の日も楽しいな。
雨音もシトシトと心地良かったです。